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福島視察2日目

今日の午前中は富岡町の現在の様子をバスの中からではありますが、確認しました。春にもここには訪れましたが、劇的に除染作業が進んでいたりすることは感じられませんでした。いまだにいたるところに「帰宅困難区域」の表示があり、除染した土が詰め込まれているフレコンバッグがうず高く積んでありました。こういうところを見ると私は胸が痛くなりますが、他の議員はどう感じられたのでしょうか。

また、富岡町議会の議場にも入らせてもらいました。震災当日2011年3月11日は町内の中学校の卒業式だったとのことで、議会は開催されていませんでした。その震災以降場内には入場できなくなっていたので、5年前当時の資料が机の上にありました。

午後からは東京電力の方から現在の福島の原発の様子を説明していただき、その後福島第一原発の構内を見学してきました。説明では、今では30~40年かかると言われている廃炉作業をしっかりと行っていくとのことでした。写真を撮ることはできませんでしたが、構内での様子で気が付いたことを以下に記します。

○毎日7000人の方が作業を行っている。

○フェイシング工事で地表をモルタルで固め、線量を下げている。

○防護服と全面マスクで作業する場所が少なくなっていていて、半面マスクや防塵マスク、一般作業服で作業をしているところもある。

○線量計が至る所にありました。その数値は3号機の近くでは339マイクロシーベルト、4号機近くで35マイクロシーベルト、5・6号機近くで18.2マイクロシーベルト、海岸沿いで4.6マイクロシーベルト、免振重要棟近くで8.6マイクロシーベルト、構内の入り口では1.0マイクロシーベルトだった。

○構内ではナンバーの付いていない車が走っていた。

○原子力規制委員会の服を着ている人が何人もいて、構内の様子を見ていた。

構内で作業をしている方とすれ違うたびに、「お疲れさま」と言葉をかけてくださり、気持ちがよくなりました。この事故後、東電に対しては様々な感情をお持ちの方がいますが、作業されている方に悪い方はいないと思いました。

富岡町の皆様、東電の皆様、ありがとうございました。

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