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里山十帖での講演会

夕方からは上森議員さんから紹介いただいた、南魚沼市の里山十帖にて樋渡啓祐前佐賀県武雄市長と秋田県のSHARE VILLAGEの武田昌大さんの講演を聴きました。樋渡さんの講演は2月5日に東京で聴いていましたが、そこでのテーマとは違うものでしたし、里山十帖の岩佐十良さんがコーディネーターとして武田さんと樋渡さんの意見をうまく引き出してくださり、わかりやすい楽しい講演でした。内容も官と民の融合による地方創生について、それぞれの立場としてのお話でした。印象に残っていることを以下に記します。

○シェア・ビレッジの武田さんは大注目の方です。30歳と若いのですが、独創的なアイディアで、今あるものを使って地方を活性化させています。要チェックです。

○複合施設でうまくいっているところは見たことない。何かに特化しないと生き残れない。

○交付金や補助金はもらった時はうれしいが、それが過ぎると本来の目的を見失ってしまいかねない。もらうことは手段であるはずだが、もらうことが目的に代わってしまうこともままある。いずれにしても補助金をいっぱいもらってしまうといずれ右肩下がりになり、長続きしなくなる。可能な限り自前で行うと、それなりの覚悟がもてて頑張れるし、長続きする。

○何をやるにしても「ディレクター」が必要。権限と責任を明確にする必要がある。

○これからの公共施設は、訪れた人にとって居心地のいい空間であることがとても重要。滞在時間が長ければ、そこでいろいろなビジネス機会が生まれる。家族と行きたいと思える施設を考えるとわかりやすい。

○いいことをすれば後から儲けはついてくる。採算性をしっかり計算した後は、自信をもって自分を信じて進むのみ。

○国内で人気が出なければインバウンドなどうまくいくはずない。インバウンドはホワイトナイトではなく黒船。世界基準で他と比較されるのだからしっかりとまちが洗練されていないと生き残れない。

○今はモノを購入するとき5割の人がネットを見る。そして知っている人の口コミに頼る人が8割もいる。そこから、行動を起こすためには共感する人の評価が影響していることが分かる。

里山十帖はすごく雰囲気のいい、リッチな気持ちになれる宿だと思います。宿の玄関を見ても、スタッフの方々の接し方にしても一流を感じました。人気がある宿は違います。樋渡さん、武田さん、岩佐さんをはじめ里山十帖のスタッフの皆様、ありがとうございました。

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