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新潟産業大学特別授業

June 30, 2016

今日は新潟産業大学で「特別授業 山崎亮氏と会田洋柏崎市長の対談」が行われました。テーマとして「柏崎の活性化と産大生の役割」としてお二方からいろいろな視点からお話がありました。産大の学生以外に市民の方が大勢参加していました。

 

授業内容で印象に残ったことをいくつか紹介させていただきます。

 

会田市長からは「まち・ひと・しごと創生総合戦略」のことから、人口増減のこと、大学と大学生への期待などをお話しされました。

 

○市は、若者が誇りと愛着をもって暮らすまちづくりとして4点、「地域産業の振興で働く場をつくる」「子どもの産み育てやすい環境整備をする」「時代を担う人材を育成する」「定住を促す魅力あるまちづくりをする」に取り組んでいく。

○柏崎市の人口は平成7年をピークに減少しており、2060年には42000人になる予想もある。しかし、その減少幅をいかに小さく、傾きをなだらかにしていくように取り組んでいく。人口が減っても心豊かに生活できるようにしていく。

○大学には「学生によってまちが活性化する」「大学がもっている知的活動(資源)がまちに役立っている」「大学関係者による消費によって市の経済活動が活発になる」こともあり、大学の存在自体が地域にとって重要である。

○どこの大学でも市民からの支援・応援が無ければならない。そのために、学生には地域の活動に積極的に参加し、地域の人たちと接していくことを求める。そして、一人でも多くの学生が柏崎を好きになって、地元に残ってもらえることを期待する。

 

山崎亮さんは東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科長であり、株式会社studio-L代表でもあります。公共空間のデザイン、プログラムデザインやプロジェクトマネジメントを専門にしている方です。私は山崎さんのお話を聞くのは初めてでしたが、今日の一コマでファンになりました。何かを成し遂げようとして強い信念と行動力をもっている方の話は大変魅力的で心をひきつけます。

 

○キーワードは「縮充(しゅくじゅう)」、縮小していっても充実している。これからの時代はこの考え方が基本ではないか。

○人は貧乏する覚悟があればいろいろなことにチャレンジできる。

○まちを活性化しようとして外部から来た人に対して、お手並み拝見などと言っている地域では、せっかくのチャンスをものにできない。外部から来た人をうまく利用してやろうと思っていないと地域は活性化しない。

○今はネットのおかげで東京でできないことが柏崎でできる時代になった。東京に出ないと世界につながれないなんて時代ではない。今では東京で何かやっても発信力はない。シンク  ローカル アクト ローカル である。

○地域に貢献できる人に学生のうちからなっておく必要がある。そのためにはとにかくあいさつができることが最低条件。

○産業大学は他の大学と違う分野で戦っていくべきではないか。

○日本の企業の平均寿命は、23.5年と言われている。今の学生が就職したとしても30~40歳になったころにはその会社が無くなってしまうことも少なくない。

○今までの楽しみは、「お金を払って誰かに楽しませてもらう」ことだったのではないか。昔はこれを企業が推奨し、消費することが良しとされた時代であった。これからは自分で楽しみを見つけられるようになることがいいし、こういう人が多くいる地域は活性化していく。楽しさの自給率(自分で楽しみを生み出す)を高めればいい。東京での楽しみは消費ばかりなのではないか。

山崎さんの話の内容は新鮮でした。最後の「楽しみ」についての話は、自分自身で楽しみを生み出していける生活は本当に理想だと思います。しかし、そのためには準備も必要だし時間も必要で、苦労もあると思います。この話を聞いた時ふと頭をよぎったものがありました。同じかどうかわかりませんが、「手品」です。今はお金を払えば手品のタネが買えます。その道具を使うと技術はなくても人が驚くような手品ができます。それでもいいというのであれば楽しみをお金で買うようなものです。消費による楽しみ方だと思います。一方、トランプの切り方や指先を起用に使ってコインを見せないように握ったりすることのテクニックを身に付け、タネをお金で買わずともそのテクニックだけで人を驚かせたり感動させたりすることで楽しみを味わうこともできます。テクニックを身に付けるまでには相当の苦労が伴いますが、より楽しさは発展していき持続していくのではないかと思います。似ていませんか?

 

 

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