柏崎市立第五中学校改築工事安全祈願祭 リオ五輪選手壮行会
今日の午前中は「五中の改築工事安全祈願祭」に参加しました。以前に五中があった場所に新たに建てることになります。子どもたちの学習や活動の場になることは勿論ですが、地域コミュニティの中心になり、防災の拠点となる建物です。工事着工に当たり、安全に工事が進められ、無事に完成することを願います。
この五中の建設にあたっては地域の方の中でも様々な意見があり、ようやく建設が決まったという経緯があります。今になってこの五中の建て替えの必要性云々を議論しても仕方ありません。今後は、完成する五中をいかに有効に活用していくのかを考えると同時に、現在中学校として使っている旧南鯖石小学校をどう利活用していくのかを考えていかなければなりません。新しい校舎が完成してから旧南鯖石小学校の校舎の利活用を考えるようでは遅いと思います。昨日も書きましたが、始まるものと終るものがある場合は、一つをいったんけりをつけてから次のことの検討を始めるのではなく、同時並行的に考える必要があると思います。そうすることで、引継ぎなどがよりスムーズにいくとともに、その地域住民にとっては地域の将来イメージが描け、気持ちが落ち着き、次の活動の準備に早めに取り掛かれるのではないでしょうか。
夕方からは「リオ五輪出場5選手壮行会」がアルフォーレで行われました。今日現在、新潟県からリオデジャネイロオリンピックへの出場が決まっている選手は6名います。そのうちの5名が柏崎市にいるということです。これは素晴らしいことです。今日は柏崎市を上げてその5選手の壮行会を行いました。
選手はご存知の通り、セーリングの富澤慎選手、水球の志水祐介選手・棚村克行選手・筈井翔太選手・保田賢也選手です。富澤選手は地元柏崎市の出身であり、北京・ロンドンのオリンピックを経験し、オリンピック3回目の出場になる日本セーリング界の最高の選手です。志水選手をはじめとする水球の4選手は、全員ブルボンに所属しており、柏崎を活動の拠点としています。5人全員トップアスリートですから服を着ていても体からにじみ出るたくましさやオーラが物凄かったです。しかし、偉そうぶることなく、豊かで気品ある人間性を感じました。そうでなければ、技術や体格だけでは、世界では戦えないのでしょうね。
水球のポセイドンジャパンのキャプテンである志水祐介選手とは、以前志水選手が柏崎南中学校の教員をしていた時、私も同じ柏崎市で中学校教員をしていた関係で、その当時から仲良くさせてもらっていました。当時志水選手は先生として陸上部を担当していました。おそらく専門外の競技だと思いましたので、相談にのったこともあったのですが、大学の友人からメニューを聞いたりして、自分でも相当頑張って勉強していた様子を感じました。当時は昼間は先生をし、夜に水球の練習をしているような生活だったようで、どちらも手を抜くことができず大変だったと思います。志水選手は、任されたことに対しては人の何倍も努力をし、成果を残そうする強い責任感があると同時に、それを可能にする優れたネットワークをもっていること、そしてこれが最も大切だと思いますが、子どもを第一に考えられる優しさ温かさを備えている方だと思いました。やはりそういう方でないとジャパンのキャプテンは務まらないのでしょう。
いずれにしても、この5選手には無事にオリンピック当日を迎え、これまでに培ってきたすべてを出し尽くし、ご自身も満足し、周りにも力を与えられるような活躍を期待しています。リラックスして競技のスタートの号砲を聞いてほしいと思います。