歯や口腔から考える食育講座
今日は柏崎市教育センターの研修講座「歯や口腔から考える食育講座」に参加させていただきました。新澤歯科医師さんの講義とグループ討議でした。新澤先生のお話は今までにもいろいろな場面でお聞きしていたのですが、今日は小中学校の先生方に対して、学校での子どもたちへの虫歯や食育に関しての指導のお話でした。私個人としても教員時代から食育には関心があり、日頃の食生活だけでなく、スポーツ選手としての「食」の在り方についても部活動指導では欠くことのできないものだと考えていました。
今日の新澤先生の講義から印象に残っていることを記します。


○虫歯や歯周病は「生活習慣病」である。
○虫歯の原因は細菌の異常繁殖を引き起こす「砂糖の摂取」です。砂糖の1日の摂取量はWHOでは、「1日の総摂取カロリーの5%」を目安にしている。成人だと25g、子どもだと12~13g。特に飲み物の中に含まれる砂糖の量をコントロールしてほしい。
○主食には「ごはん」がいい。ごはんには砂糖は入っていない。パンには砂糖が入っている。
○飲み物は水や麦茶にしましょう。多くの市販のドリンクには砂糖が大量に入っている。例えば、スポーツドリンク500mlには約45g、炭酸飲料350mlには約40g、乳酸菌飲料65mlには約24g、果物100%ジュース170mlには16gも入っている。
○おやつに含まれる糖分の量は、例えば、チョコレート1枚には約24g、ケーキ1個にも約24g、プリン1個には約16gも入っている。
○味覚をくるわせるものを避けましょう。「白砂糖」はとりすぎると、虫歯や歯周病の原因。肥満の原因。低血糖症や糖尿病の原因。「油脂」はとりすぎると、生活習慣病(肥満・高血圧・ガンなど)を引き起こす。自宅のレンジフードの油汚れはその家族の血管内の汚れでもある。「化学調味料(合成アミノ酸やグルタミン酸・うま味調味料・だしの素など)」は、非常に食欲を増しどんどん食べたくなるが、中身は化学薬品。これら3つの味なしで満足感を得るには、日本伝統の「だし」が大事。
○虫歯防止には①シュガーコントロール、②フッ化物、③歯磨き、の順に重要であると考える。

グループ討議では4人で1班を作り、意見交換をしました。そこでも自分としては気づかなかった視点に気づくことができ、有意義でした。講師の新澤先生、主催の学校教育課の先生、参加された先生方、ありがとうございました。
議員として「教育」を一つの活動テーマとしているものにとって、このような先生方の研修講座に参加することは、今の柏崎市の教育の現状を知る意味でも大変重要な活動の一つだと思います。これからも、可能な限り研修会等に参加させていただき、柏崎市の教育の現状や国の教育に関する動向を学ぶとともに、私個人としての知識や教養を高めていきたいと思います。