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地域の相談支援機関訪問実地研修

今日は柏崎市教育センターの研修講座に参加させてもらいました。「特別支援教育における関係機関との連携の在り方」として、地域の相談支援機関訪問実地研修でした。研修の目的は、「障害のある方々に福祉サービスや就労場所を提供している地域の相談支援機関を訪問することで、自校の要支援児童生徒の将来につながる支援を考え、豊かな地域生活の充実につなげる」です。

午前中には「社会福祉法人ロングラン」のいくつかの施設の見学でした。四谷本部、アトリエぽっけ、Fステーションを見学し説明を受けて、キッチンぽてとで昼食をいただきました。

どの施設でも利用者さんは生き生きと活動していましたし、利用者を支える支援員の皆様も生き生きとしていました。キッチンぽてとさんには、中学校の時の教え子も働いており、元気ないい表情を見ることができてよかったです。私のことも覚えていてくれて嬉しかった。

午後からは「障がい者生活支援センター」の見学と説明を受けました。

たいようSOCIOセンターでは就労移行支援事業として、障害がある方を一般の事業所で働けるように訓練をしています。実際に市役所のガーデニングをしていたり、その他には店舗のバックヤードの仕事や清掃関係の仕事をしている方が多いそうです。今までに20人以上の方が訓練を終え、一般事業所で働いています。

柏崎市内の障害がある人で、生活介護や就労を考えている場合には必ず「ふくし・ぱーとなー」さんと連絡を取り、「申請」をする必要があります。直接ロングランさんやたいようさんに連絡を取るものではないのです。その申請をするにあたり、相談員と詳細な相談を行い、計画書を作成します。それから各施設でサービスを受けることになるのです。小中学生の間は、各学校の特別支援の担当の先生方にまずは相談をするといいと思います。そして、親御さんが自分の子に障害者というレッテルを貼られそうだから嫌だ、という意識で相談を進めないようなことがないように、その子の将来の幸せや自立のことを考えて適切に判断していってほしいと思います。

障害者の自立に向けて柏崎でもこのような活動を行っている事業所があります。先日も就労支援A型のWith Youさんのことを記しました。今日見学させていただいたところは「生活介護」や「就労支援B型」の事業所です。そこでの担当の方のお話ですが、「義務教育のうちにお金の使い方やお金の稼ぎ方に興味をもたせてほしい。そうでないと、お金はただもらえるものと思っている障害者の方もいる。社会に出たり自立するための第一段階として必要なこととしてしっかりと教えてほしい」と言われました。そして、障害者をかわいそうな人、常に情けをかけなければならない人というように上からの目線で、いわゆる見下しているようなとらえ方をするのではなく、同じ社会の構成員として対等な立場で接していくという意識をもつことが大切だと感じました。対等な立場としての支援をしていくということです。

今日お世話になった教育委員会の松沢先生をはじめ参加してくださった先生方、ありがとうございました。また、施設の見学や説明のために時間を割いてくださったロングランとたいようの皆様方、ありがとうございました。

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