糸魚川大火
糸魚川大火は、12月22日の午前中に出火し、140棟以上が焼け、30時間後に鎮火したものです。柏崎の消防からも消火の協力に出動しました。テレビではいまだにニュース番組に取り上げられています。鎮火後の現場はテレビ映像での確認でしたので、今日、実際の現場を自分の目で確認し、肌で感じるために行ってきました。瓦礫の撤去には市の予算を使うことで復旧を急ぐ、ということがニュースでも流れていました。実際に、かなりのところの瓦礫は集められていましたが、まだまだ時間はかかりそうな感じでした。被災された方々はこれからの年末年始を迎えるにあたって、生活に不自由もあると思います。このような言葉でのお見舞いしかできなく、申し訳ありません。
「がんばろう糸魚川!! 負けるな糸魚川!!」の垂れ幕が掲げられていました。
現場に行くと、本当に焼けているのはまちの一角です。駅や、海岸沿いを走る国道は全くの無傷なのです。そして現場には業者の人とマスコミの人くらいで、地元の方はほとんど見かけませんでした。また、上にも記しましたが、「がんばろう糸魚川!!負けるな糸魚川!!」の垂れ幕が北越銀行の建物に掲げてありました。この垂れ幕を目にした途端、中越沖地震のことが思い出され、胸にこみ上げるものがありました。大きな災害ですが、乗り越えてほしいと思います。今日も現場で取材をしているマスコミが3社ありました。
このような災害があったときは、被災された方への対応のみならず、建物やインフラの復旧に力を注ぐことは当然ですが、そのあとに同様の災害があったときに、いかに被害を少なくできるのか、という対策を立てておくことが大切だと言われています。今回だと道幅が狭く消防車が入りにくいところがあったり、消火栓までの距離が長かったり、水量が十分ではなかったりしたようです。こういうことは糸魚川だけの問題とせず、柏崎にも応用できることもあると思います。そして、市としての対応だけではなく、一人一人の市民の災害への意識を高めることに役立てる必要を感じます。