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地域包括ケアシステム

February 12, 2017

今日は社会福祉センターで「地域包括ケアシステムの現状とこれから」のテーマのもと新潟地域福祉実践研究会の公開セミナーが開かれました。新潟地域福祉実践研究会は事務局を新発田市に置き、県内で活動しています。柏崎市でのセミナーということで市内の福祉介護関係の方々が大勢参加しておりました。

 

 

まず、医療経済研究機構の服部真治次長から「地域包括ケアシステムが目指すもの」として地域包括ケアシステムの一般的な説明から専門的なことまで講義がありました。私にとってはありがたい、分かりやすい講義でした。

 

○地域包括ケアシステムの背景 → 疾病構造の変化や高齢化により「治し、支える医療」への転換と医療、介護、生活支援等の各種の多様なサービスにより、住み慣れた地域で尊厳ある暮らしの継続を図ることが求められる。

○地域包括ケアシステムの定義 → 医療、介護、介護予防、住まい、生活支援の5つの要素が連携しながら在宅生活を支える仕組み。

○井上信宏信州大学教授によるQ&A

・地域包括ケアシステムとは何か? → 地域包括ケアシステムとは、誰もが、住み慣れた家で、地域で、安心して暮らし続けることができる仕組みのこと。住み慣れた家で、地域で、安心して暮らし続けることは、私たちの多くが望んでいる「ふつうの幸せ」にすぎません。

・地域包括ケアシステムを考えなくてはならないのはなぜか? → 「ふつうの幸せ」を手にするのが難しい時代になり、誰もが「生きづらさ」を抱えた生活を余儀なくされているからです。「生きづらさ」の根っこにあるのは「ケア=世話」の問題です。

・「ケア=世話」の問題とはどのような問題か? → 第1に、これまで以上に「ケア=世話」が求められる場面が増えてくるという問題です。第2に、にもかかわらず「ケア=世話」の提供が減ってくるという問題です。「ケア=世話」の問題を浮き彫りにしたのは、急激に進展する「少子高齢化」です。地域包括ケアシステムを考えるというのは、少子高齢化の中で、「ケア=世話」が求められる場面が増えることに対して、どうやって対応するかを考えることに他ならないのです。

・増大する「ケア=世話」の必要に対して、どうすればいいか? → これらの場面が増えることに対応する方法は4つ。第1に、「ケア=世話」を必要とする状態をむやみに増やさないようにすること。第2に、「ケア」に関わる人を増やして、数多くの「ケア=世話」を寄せ集める方法を考えること。第3に、寄せ集めた「ケア=世話」を必要としている人に対して効果的に割り当てること。第4に、「ケア=世話」の問題を家族の内部に留め置かないで、地域や社会で引き受けること。

・どうしてここまで「ケア=世話」にこだわるのか? → 「ケア=世話」というのは、すぐに解決できるものから専門的なものまで一続きのものだからです。この事実を踏まえると、ごみ屋敷、高齢者虐待、介護殺人は「すぐ隣にある問題」なのです。

○介護に関することでは、「早く見つけて予防する」というのが日本の考え方。

○要介護者が困難を感じることとして「掃除機をかけること(81.7%)」がある。だからといって掃除機をかけてあげるのが正しい支援ではなく、本人が掃除機をかけられるように支援をしていくようにする。日々の栄養の摂取や運動の仕方に関しての支援をする。

○2025年には認知症の方が700万人になると予想されている。5人に1人の割合である。現在、年間およそ1万人の認知症の方が行方不明になっていると言われている。

○地域包括ケアシステムをうまく動かしていくためには、「介護予防」と「生活支援」が大切。

 

次に、しおかぜ荘の羽田正信さんによる実践発表がありました。しおかぜ荘は私が住んでいる町内にある特別養護老人ホームでもあるので、その活動内容についてはしっかりと知っておきたいと思います。15日には訪問させていただき、施設の説明も受けてきます。

○しおかぜ荘では、認知症サポーター養成講座を開いてサポーターの養成に力を注いでいたり、健康広場として地域の方と運動を通して活動をしたりしている。

○夏祭り、しおかぜギャラリー、普通救急法の講習などを開催して、子どもたちや地域の高齢者との交流を進めている。

○地域に開かれた活動をしていくことで、どんなことをしているのか、どんなことろなのかなどを伝えている。地域の方々といろいろな場面で交流していく。

 

また、新潟市南区医療福祉のつながりを深める会の坂詰明広さんからも事例発表がありました。最後に初めに講義してくださった服部さんから行政に向けてこんなお話がありました。「行政は責任者なので、覚悟をもってもらいたい。担当者がすぐに異動するからといってよく分からないなどとは言わない。もっと地域の方々の力を信じ、力を借りて物事を行ってほしい。協働というのは行政で決まったことを地域にやらせることではない」と、ご指導がありました。

 

介護に関することは、喫緊の課題です。現状を調べ、ただお金をかける支援だけではなく、地域との協力の中で何が可能なのかも考えていきたいと思います。地域の福祉介護を支えている生活支援コーディネーターの方々との意見交換も必要だと思いました。講義をしてくださった服部さん、事例発表としてくださった羽田さん、坂詰さん、ありがとうございました。

 

午後3時過ぎに諏訪町で火事が発生しました。同じ中央地区の北園町で1年近く前に火事があり、今回は住宅密集地であったため心配しましたが、延焼が広がることがなかったことが不幸中の幸いだったかもしれません。皆様も火の用心をお願いします。

 

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