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坂田体育研究所


この3月をもって北園町体育館は閉鎖されます。この閉鎖については以前から市としても決定していたことでもあり、利用者へも説明済みのことです。所属の北園町内会にも説明はありましたが、年間延べ1万人を超す利用者があり、中央地区北部には利用できる市立の体育施設がここしかないこともあり、何とか利用の延期をお願いしていました。しかし、築40年であり、耐震補強もされていなく、老朽化が著しく雨漏りもしており、これ以上利用を継続していくことは危険であるということもあったため閉鎖ということになりました。

市としては平成29年度に北園体育館を解体する予算(およそ3,700万円)を計上しており、今回の2月定例会議で予算案が可決されると8月頃から解体が始まるとのことです。その後のあと地については現在のところ全く白紙の状態で、さら地にした後は市の一般財産として用地管財課の管理になるとのことでした。つまり、整地して新しい体育施設を立てたり、屋外の運動場とするということはない、ということです。風対策としての防風フェンスは建てますが、今までのように運動できるようにはならないようです。

実は、北園町には北園体育館以外に、「坂田体育研究所」の体育館があるのです。以下の写真のように昭和35年に建てられた木造の体育施設です。屋根瓦は数年前に替え、体育館の床も張り替え、活動するには十分です。現在は体操の活動に週に数回利用する婦人部の方々がいるのですが、広く活用されていません。そこを使わせてもらえないかと、現在管理している松島さんと相談しています。卓球の練習などで活用できると思います。

この坂田体育研究所を設立した「坂田四郎吉」先生は、陸上競技場に像が立っているように、柏崎市の体育振興に力を尽くされた偉大な方です。柏崎市の偉人としても後世に語り続けなければならない方だと思います。柏崎市の「元朝体操」はこの坂田先生が広めたとのことです。その坂田先生の地元である北園町が、その元朝体操を行う施設がないということでは寂しいことです。10年くらい前まではこの坂田体育研究所で元朝体操を行っていました。

坂田四郎吉先生のお孫さんと私は同級生です。その関係もあり、小学校の頃はよくこの坂田体育館で遊ばせてもらっていました。45年くらい前のことです。その頃は私たちが遊んでいると大人の人が来て、よくかまってくれました。いろいろ頻繁に活用されていたのだと思います。今日、その体育館に入って、ふと昔のことが思い出されました。

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