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新潟産業大学附属高校全国高校女子駅伝大会出場壮行会

12月25日に京都で開催される「全国高等学校駅伝競走大会」の女子県代表として新潟産業大学付属高校が出場します。今日その壮行会がアルフォーレ大ホールで行われました。全校生徒、柏崎市民、マスコミの方が大勢集まり、盛大に行われました。来賓として桜井市長も来られて、ご自身の陸上部での練習や駅伝大会のことをあいさつの中に含めて話をされていました。

柏崎市内の高校が全国駅伝大会に県の代表として出場するのは、36年前の柏崎工業高校以来です。40年ほど前に私が柏崎高校に在籍していた当時は柏崎高校、柏崎工業高校、柏崎農業高校など、柏崎市内の高校が県内でも長距離・駅伝に強かったものです。最近は柏崎市内の中学生で強い陸上長距離選手が市外の高校に進学することが多く、柏崎市内の高校が県の駅伝大会でなかなか勝てませんでした。そのため産大附属高校の全国大会への出場は久しぶりの快挙です。小林総監督をはじめ、田中駅伝監督の指導力で、選手の力を伸ばし、その力を大会で最大限発揮させてきたのだと思います。選手の皆さんをはじめ関係者の方々、おめでとうございました。全国大会でも柏崎市いや新潟県の代表として「産業大学付属高校ここにあり」とその名をとどろかせ、爪痕を残してきてほしいと願っています。

全国大会に出場することが目標であると、その目標が達成されたのだからと選手もそれまで入っていた気合が薄れてしまい、全国大会では思ったような結果が出せない場合がよくあります。産大附属高校の場合は、「県高校記録の更新」が目標ということですから、出場で満足することがなく、一人一人が様々な場面で1秒を削り出して、その目標を達成してほしいと思います。

陸上競技はとかく個人競技だと言われます。しかし、陸上競技の中の特に、バトンをつなぐ「リレー」やタスキをつなぐ「駅伝」は、一人一人の個人の記録を足したものが結果になる個人競技ではありません。その一区間を走るのは一人の個人かもしれませんが、その一人の走りはチーム全員の心が一体となった走りなのです。一人が走っているように見えますが、実はチーム全員が走っているのです。団体競技なのです。スポーツのみならず指導者はよく「力を合わせよう」と言います。この「力」とは何でしょうか。「腕力・パワー」でしょうか。違いますよね。この「力」とは「心」のことです。「力を合わせよう」とは「心を合わせよう」ということなのです。チームの心が合わさったときにチームは一体となり、1+1が5にも10にもなるのです。そのため指導者は団体競技、合唱や吹奏楽も含めて、では一人一人のパワーや技術力の向上だけでなく、全体の「和」を大事にし、「心」の育成に時間をかけるのです。それを知っている人が一流の指導者だと思います。「和をもって技を制す」という言葉もありますよね。

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