空き家緊急対応要望書への回答
現在市では空き家対策について、昨年度調査した結果をもとに計画を立てて取り組もうとしています。特に、建物自体に倒壊の危険があったりする「特定空き家」については早急に対応するとしています。ただし、その特定空き家を市が撤去するような行政代執行を行うとなると、その費用等の面など手続きに時間がかかります。昨年の夏に担当する建築住宅課に話を聞きに行ったところ、実際の動きは平成30年度からになりそうだと伺いました。
3月22日に諏訪町3丁目にあるホテル宏栄が空き家として非常に危険な状態にあるため、市の方で緊急的に対応してほしい旨の要望書を市長に提出しました。その時には町内会長と中央地区選出の3名の市議で話をさせてもらい、市長も早急に対応したいという旨の回答をしていただきました。
いわゆる特定空き家というもので、持ち主との連絡もつかず、いつ崩れてもおかしくないような建物です。現在は、建物全体をネットで囲っているのですが、外壁が落ちるだけではなく、建物自体が崩れそうで心配なのです。写真をご覧のように3階建ての高さがあり、隣の家とはくっつくくらいに近く、この前の道路は小学生の通学路にもなっています。
その要望書について今日、市の都市整備部建築住宅課長から文書で正式に回答をいただいたものが届きました。下の写真で内容をご確認いただきたいと思いますが、要は、来年度平成30年度の解体に向けて取り組みを進める、とのことです。このような特定空き家とされる建物が市内には少なからずあります。個人所有の財産ということでどこまで行政がかかわっていくのかが難しい問題でもありますが、近隣の住民に被害が及ぶ前に適切な対応を行ってほしいと思います。