会派県外研修3日目
昨日から来ている舞鶴市は海上自衛隊があるところです。港には護衛艦など何隻か停泊していました。最近緊張感も高くなってきている状況かと勝手に思っていますので、気持ちが引き締まりました。それとは別に、今日は研修会の開催地であった京都府舞鶴市の2か所を視察しました。「舞鶴引揚記念館」と「舞鶴赤れんがパーク」です。
まずは「舞鶴引揚記念館」に行きました。二葉百合子の岸壁の母という歌はご存知でしょうか。母は来ました、今日も来た~という歌詞で始まります。その舞台になったところがここ舞鶴なのです。モデルになった人もいます。舞鶴には太平洋戦争で中国やシベリアなどに抑留されていた人たちが引き揚げてきた港がありました。ここ舞鶴港は昭和20年から33年の13年間に66万4千人余りの帰還者と1万6千柱の遺骨を受け入れました。記念館は平成27年にユネスコ世界記憶遺産に登録されました。この記念館は昨今、施設は官から民への移行が進む中、民から官へ移行した施設でもあります。
次に「舞鶴赤れんがパーク」に行きました。
日本にはいくつかこの赤れんがの建物があります。柏崎にもありました。しかしここ舞鶴には12棟の赤れんが倉庫があり、国の重要文化財にも指定されています。赤れんが倉庫は明治から大正時代に建設され、主に日露戦争の時の爆弾庫として使われたようです。今でも自衛隊の倉庫として現役で使われているものもあります。また、ここはれんがの倉庫がそのままの形を残しながら整備されており、中をホールや物産展で活用しているほか、外観を映画やドラマなどの撮影で使われています。
メインは昨日の研修会でしたが、一昨日の京都大学、今日の舞鶴市の視察も大変勉強になりました。柏崎では見ることができない施設、感じることができない雰囲気を味わうことができました。柏崎では、新潟産業大学の公立法人化や魅力向上、廃校利用、文化財の保存と活用などに生かせますし、議員や議会の今後の在り方についても他の議員と共有していこうと思います。