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おとな「柏崎学」~高柳地区~


今日は柏崎市教育センター研修、おとな「柏崎学」~高柳地区~、へ参加させていただきました。学校でのキャリア教育として地元のよさを大人がしっかり学び、子どもたちに伝えていけるようにしています。柏崎市の教育大綱にある「柏崎に誇りと愛着をもつ人材」「夢と希望に向かってたくましく生き抜く子ども」の育成を目指し、先生方の研修にも力を入れています。

今日は「柏崎学」として高柳地区のよさを参加された先生方と一緒に学んできました。私としては、父の代まで高柳に住んでいましたので小さいころにはよく行き来し、それなりによさを感じていたつもりでしたが、今日初めて訪れたところや話を聞いたこともあり、改めて高柳のよさの深みを感じました。

このようなコースで回りました。

①市野新田ダム

昨年、議員としても視察に来たところではありますが、それ以降も平成31年度完成に向けて着実に工事が進んでいます。農業用水用のダムです。規模としては決して大きなダムではないのですが、工費がおよそ70億円と聞き、新庁舎の工費とほぼ同じなのだと思いました。柏崎にはいくつもダムがあり、今はそのダムをめぐる「柏崎ダムスタンプラリー」を7月14日から8月31日まで行っています。

②石黒「縁の館(えにしのやかた)」

石黒小中学校が平成7年度をもって閉校したことを受け、地区の財産として受け継いでいくものを展示してあります。石黒小中学校の卒業生の写真も見ることができ、昭和の時代の石黒地区の繁栄の様子、そして何といっても当時の子どもたちの多さを感じました。展示してあるものは高柳だけでなく柏崎の宝です。もっと大勢の方々から見てほしいと思います。

③門出和紙

1000年以上経っても朽ちない和紙を当時の製法と変わらないように作っていこうとしています。「高志の生紙工房」の小林さんのお話を聞いて、小林さんの行動力を知ると、その熱意、迫力に圧倒されます。高柳の和紙製造は小林さんで5代目とのことで、ここ高柳で脈々と続いている大切な技術だと思います。お酒の「久保田」の標示ラベルはここの紙で作っています。小林さんはリオにパリにと世界中に和紙のよさを広めています。ここでは紙漉き体験をさせていただきました。

④荻ノ島かやぶきの里

かやぶきの屋根はおよそ20年に1回葺き替えをしなければならないのですが、1棟葺き替えるためには1370万円かかるとのことです。メンテナンスも大変なのです。ここ荻ノ島は「観光地ではなく、生活集落」ということで、かやぶきの家屋を含めて実際の生活の様子を見て、希望するなら自炊をしながら泊っていってほしいとのことです。

⑤「貞観園」

貞観園には1825年に中国の四川省峨眉山から柏崎の宮川に流れ着いたといわれる峨眉山下の橋杭があります。これをきっかけに柏崎と峨眉山との友好関係が築けることになりました。そして庭は丁寧に手入れされており1枚の絵画のように、心が引き込まれるようでした。ゆったりとした豊かな時間を過ごすにはもってこいのところだと思います。

⑥「黒姫神社」

黒姫神社の宮司は大倉政洋前教育長です。大倉先生からお話を伺いました。創立は不詳とのことですが、1396年には建てられており、それ以降3回の建て替えを行って、現在の拝殿は1850年に建て替えられたとのことです。市町村合併と同様に神社にも合併はあり、その都度「神様」も増えていくそうです。黒姫神社には現在11の神様が祭られているとのことです。拝殿に入るだけで心がシャンとなります。

今日巡った場所だけが高柳の名勝というわけではありませんが、改めで高柳の文化レベルの高さは昔から確実に受け継がれているものだと感じました。

今日の研修でお世話になった皆様、ありがとうございました。

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