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原子力防災対策研修会

October 20, 2017

今日は「原子力防災対策研修会~全力でその先へ~」として、福島県の浪江消防署長の加勢信二様による講演と、加勢様・柏崎の市長・消防長・消防団長をパネリストとしたパネルディスカッションが行われました。浪江消防署は、広野町・楢葉町・富岡町・川内村・大熊町・双葉町・浪江町・葛尾村の6町2村を管轄しています。参加者には消防、消防団の関係の方々が大勢集まり、真剣な雰囲気の中進みました。

 

 原子力災害が実際に起きた地区の加勢消防署長による話は、鬼気迫るものがあり、時より声が詰まってしまう様子から当時の切ない思いを感じました。

平成23年3月11日からは6年半が経っていますが、当時の写真などが映し出されると、いまだにこれが実際の映像なのかという信じられない気持ちになります。すでに高速道路の磐越道は開通し、JR線も富岡駅から浪江駅間を除き開通しています。徐々に復旧が進み、この6年半を埋めつつあるようです。しかし、現在でも帰還困難区域が6町2村の面積では33%以上、人口では30%以上を占めており、もう震災前の生活には戻れないと思っている方々も少なくないのではないでしょうか。

その中、被災地では震災後も雷が原因の山火事が発生したりと災害が発生しないわけではありません。地元の消防は平成26年から大規模火災対応訓練を始めましたし、平成27年からは多数傷病者対応訓練も始めました。いつまでも他の地区からの応援隊員に頼っていてはいつまでも自立した消防活動ができない、ということで各訓練やドローンによる消防戦略などによる独自の活動も始めたとのことです。頭が下がる思いです。

 

講演の中にこんな話がありました。

極限状態になると人は3つのパターンに分類される。「通常の活動が行える」「パニック状態になる」「フリーズ状態になる(何もやらなくなる)」のいずれかだそうです。

これは災害地での活動場面だけではなく、普通の生活の中でも起こり得ることです。仕事が立て込んだり人間関係で追い詰められたりしたときには同様なことが考えられます。パニックやフリーズすることが悪いことではないのです。こういう時に自分はどうなるのかということを自覚して、それを回避する術を身に付ければいいのです。

 

パネルディスカッションでは市長からは「原子力災害時の国や県、警察、自衛隊などとの連携」について、消防長からは「普段から準備している装備」について、消防団長からは「原子力災害時の消防団の役割」などについての質問が出て、加勢消防署長からは丁寧な回答がありました。

今日はこのような大変貴重なお話を聞くことができ勉強になりました。加勢様、ありがとうございました。

 

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