青少年健全育成大集会

今日の午前中に「第15回青少年健全育成大集会~これでよいのか おとなのメディア共同宣言~」が開かれました。この「メディア」というのはテレビやラジオなども含みますが、主にパソコンやスマホなどによるインターネット、SNS、ゲームなど他人と通信できるような機器についてです。時代的にSNS利用については親の世代よりも子どもの世代の方が対応が早いようです。親世代が知らないようなことを子どもは楽々身に付け、使っています。ただ、SNSのメリットや便利さだけではなく、デメリットやトラブルについての知識もあわせて教えていく必要があり、それは親世代の責任でもあります。

柏崎市では「中学生メディア宣言」を平成28年1月に出しました。これを宣言するまでに1年くらいの時間をかけ、各中学校で話し合い、それを持ち寄って生徒同士で検討してまとめました。この動きに啓発されるように「大人の宣言」も出していこうと検討を始め、同時期に出すことができました。両宣言とも2年近くが経ち、世代が変わるごとに最初の宣言を作成した人たちの思いが薄れてきていることも感じていると思います。今日はその引き締め、というわけではないでしょうが、「中学生メディア宣言」をつくったときの生徒が来て、当時の思いを発表していました。また、「大人の宣言」にしても今一度、耳が痛いこともあるかもしれませんが、徹底できるように共通理解を進めました。各PTAで取り組んでいることを発表したり、参加者によるワークショップ形式でのメディア宣言について取り組んでいくことを話し合いました。こんな話が出ました、抜粋です。
・大人が変われば子どもが変わる。子どもが変われば未来が変わる。
・子どもだけではなく、親のネット依存も強まっている。そのため、ネットに夢中の親には、言いたいことがあっても言えなく、悩んでいる子どもがいる。
・この宣言の目的は、「子どもが自立すること」「友人・家族と望ましい関係を築く」ことである。
・子どもとしては親に「スマホの画面でなく、自分を見てほしい」と思っている。親の背を見て子どもは育つものである。

「大人の宣言」を写真で載せます。柏崎市の文化になるように、子どもたちの手本になるように、親が責任をもって子どものメディアの使用を管理していかなければなりません。
メディアの進歩はすさまじく、1年前のことは今には当てはまらないこともあります。しかし、親このコミュニケーションがしっかりとれている家庭では、メディア使用については子どもの自制心が働き、自分をコントロールできるように育っていくはずです。決して「私には指導できないから、うちの子は手が負えないから、先生に注意してもらいたい」などと親の責任を投げ出すことがないようにしなければなりませんね。