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防災士フォローアップ研修


今日は防災士のフォローアップ研修として講演を聞き、HUGを行いました。防災士の資格を取得してからも「防災士チーム柏崎」として幾度となく研修を積んできましたが、今日の講演とHUGは今までになかったことでした。

講演は「防災対策は家庭内の整理から」をテーマに、山岸道子整理収納コンサルタントからでした。簡単にいうと、片づけ、整理することが災害時の減災につながる、ということです。ただ単に部屋の片づけをした方がいい、という話ではなく、玄関までの動線を確保することを意識して物を移動したり、防災という視点で物の配置を確認する必要がある、というのです。普段から整理収納を日常的に行うことが、身の回りの問題点を浮き出させていき、ひいてはまちづくりにつながっ

ていく、ということです。なかなか身の回りが片付かない人、物に囲まれていないと安心しないような人は、寂しがり屋なんだそうで、何かが満たされていないのだそうです。私がそういう人なのです…。山岸さんの話を聞き、家の片付けをしようかなと思いました。

次に行ったのはHUGです。これは、避難所(H)運営(U)ゲーム(G)のことです。ハグと呼びます。避難所運営ということで、避難所を開設した時の運営する立場に立ち、避難してくる方をどの場所に誘導し、様々なイベント、毛布をもってきたとか本部をどこにつくるとかの采配をすること、に対応していくかを短時間で行っていくものです。防災関係のゲームはクロスロードゲームが有名で、それなら何度かやったことがあったのですが、このハグは初めてでした。ハグはチームで相談しながら進めるのです。今日は初めての人同士で4人組を組み、行いました。

避難所が開設され、そこに続々と避難者がくるのですが、大洋紙に避難所として学校の体育館や教室棟が書いてあり、避難してくる人はトランプくらいのカード1枚に一人ずつの情報が書いてあります。一人ずついろいろな事情を抱えています。高齢の方が一人、家族連れ、外国人、障害がある人、病気がある人など様々で、一人当たり数秒の間隔で大洋紙に書いてある体育館や教室のどこに行ってもらうかを判断していきます。カードは全部で200枚以上あります。

大変なゲームでしたが、大変興味深く、勉強になりました。またやってみたいと思いました。

ちなみに、何のために避難所運営が必要なのでしょうか。それは、「避難所生活中に死者を出さないため」であり、「避難者の生活再建につなげるため」なのです。こういうゲームを通して、実際に避難所を運営する側になったとき、どんな視点をもち、何に気を付けていかなければならないのかを身に付けておきたいと思いました。これは、大勢の人に身に付けてほしいのです。

講演もHUGも体験でき、有意義な研修でした。月曜日には防災士チーム柏崎の研修会もあります。

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