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東村山市議会との合同研修会2日目

今日は昨日に引き続き、合同研修会2日目でした。今日は東村山市内の施設の見学でした。東村山市にはハンセン病を患った方々の入所施設があります。このハンセン病に関しては日本の差別の歴史の一つとして現在もなおその解消に向けて取り組んでいる現実があります。東村山市にはその様子を学べる「ハンセン病資料館」があります。そこを訪れました。

日本にはこれまでの歴史において自らが生み出してきた差別事象がいくつもあります。同和問題しかりハンセン病差別にしかりアイヌの差別にしかり…。それらにより受けてきた傷の解消や地位の回復に向け、今でも取り組みが続いています。

東村山市は人権のまちとして様々な取り組みをしていると聞いています。人権は人が生まれながらにしてもっている当然の権利です。それを政治の思惑によりゆがめられてきたことにしっかりと向き合い、傷つけられた人に対してその解消や回復に向けて取り組むことも当然のことだと思います。現在ある差別に対しては、現在の政党の思惑など関係なく、一人の人間としてどう関わっていくのかが問われていると思うのです。

それはそうと、このハンセン病の施設は全国に14か所あり、今でも1400人以上の方々がそこで生活しています。東村山市にある施設は「多磨全生園」といい150人を超す方々が生活しています。このハンセン病に関しての差別の歴史をビデオで見ましたが、胸が締め付けられる思いがしました。この差別は過去のことではなく、差別を受けた方は今でもここにいるのです。その方が受けたこと、その時に感じた思いを想像すると本当に心が痛みます。当時はまだ正しい知識がなかったとはいえ、人間が人間にすることではなかったと思いますし、それを増長させた社会の目というか風土は残念でなりません。この社会の目や風土というのは現在のいじめを含む差別の解消にも大きな障害になっています。

私はハンセン病資料館を初めて訪れました。今まで原爆資料館に訪れたときに感じた衝撃はすごいものがありましたが、それをもしのぐ衝撃を感じました。今回の合同研修会でここを訪れられただけでも、ハンセン病について学べただけでも大きな価値がありました。柏崎にいるとあまりハンセン病についてい学ぶ機会がありませんが、人権教育の一つとして学校で学ぶべきものであると思いました。

2日間を通して東村山市を訪れ、議会の皆様と交流を深めました。同じことを協議するとしても柏崎にいては感じられないこともあったように思います。大変意義深い2日間でした。対応してくださった東村山市議会の皆様方、ありがとうございました。

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