ぶらりとかしわざき 湧志の会
今日は「かしわざき観光ボランティアガイド」さんによる「まちあるき」を会派の3人で行いました。6月26日に1回目のまちあるきとして「街なか史跡コース」を巡りましたので、今日は2回目です。私としては柏崎市のよさをまだ十分に知っていないので、ガイドさんからの解説を聞きながらの市内巡りは大変有意義な活動です。
今日は「貞心尼史跡コース」を中村由紀子ガイドさんから案内してもらいました。皆さんは「貞心尼」をご存知でしょうか。江戸時代の末期から明治初期に柏崎を中心に活動した尼さんであり歌人です。良寛上人の晩年に交流し、最期をみとった人としても知られています。ソフィアセンター駐車場脇には貞心尼の像があります。大変美しい方だったと言われています。
柏崎市内には貞心尼に関するものが数多くあります。常盤台にはお墓がありますし、駅前通から市民プラザまでの間に12基の歌碑が設置されています。話は尽きませんが、貞心尼ほど柏崎を愛した歌人はいません。良寛を研究している方が貞心尼にたどり着き、その素晴らしさを知ることになるケースもあるようです。貞心尼が良寛の死後に記した「蓮の露(はちすのつゆ)」により、良寛の素晴らしさがさらに広まったとも言われています。今日もソフィアセンターには県外から貞心尼を研究している方が訪れていました。
多くの歌を残している貞心尼ですが、その中でも私が好きな歌が、
StartFragment「鳶はとび 雀はすずめ 鷺はさぎ 烏はからす 何かあやしき」EndFragment
という歌です。あまり有名な歌ではないようですが、なぜが心にしみてきます。
今日は暑い中でしたが、丁寧に深く貞心尼の説明をしてくださった中村ガイドさん、ありがとうございました。
夜には「越後湧志の会」に参加しました。長岡や小千谷を中心にした中越地方の名士の方や議員、新潟日報の記者など幅広いジャンルの方が集まります。年に3回ほどの会合が開かれ、交流を深めています。今回で90回目になったとのことです。
私は義父の諸里正典の関係で声をかけていただき、参加しています。この湧志の会に参加するたびに義父の偉大さを感じます。その義父も亡くなって間もなく3年が経ちます。義父が生前お世話になった方々とのご縁を私もいただけることに幸せを感じます。ありがとうございます。