防犯・交通安全講習会 救急救命
表題には重々しく書きましたが、今日は北園町自主防災会が主催して2つの講習会が行われました。
午前には、柏崎小学校体育館で、北園町が中心なのですが、柏崎小学校区の小学生とその保護者を対象に「防犯・交通安全講習会」を行いました。今日は平日でしたので児童クラブに来ている児童も多く、一緒に参加しました。小学生が110人くらい、保護者が30人くらい参加しており、大きな講習会になりました。そこには、柏崎警察署の生活安全課と比角交番の警察官の方から講師としてお越しいただきました。
まず、交通安全に関しては3点お話がありました。「横断歩道を渡ること」「交差点では右左右を確認すること」「信号を守ること」です。当然、小学生全員知っていることですが、ことあるごとに確認していくことでより意識に定着するものだと思います。また、止まれや横断歩道の標識や信号のランプの実物をもってきてもらったので、その大きさを感じました。
次に防犯に関してです。この5月に新潟市では不幸な事件が発生しています。昨日も柏崎市では不審者から中学生が声をかけられる事案がありました。とても他人事とはいえません。ここでは警察官の方が不審者の役をして体育館に入ってきました。体育館から出ていった後、小学生にどんな格好の人だったのかを聞いてみたり、声をかけられたらどうするのかを確認しました。「いかのおすし」は有名は防犯の言葉です。それを確認するとともに、「助けて~」と大きな声を出す練習もしました。実は、大きな声を出すことを練習しておくことが実際に問題に遭遇した時にはとても有効だということなのです。体育館でしたからみんなで大きな声を出す練習をしました。
午後からは、北園町集会所にて救急救命講習を行いました。心臓マッサージとAEDの使用の仕方についてです。北園町では中学2年生を対象に毎年この講習会を行っています。今日は近隣に住む翔洋中等教育学校の生徒も参加しました。
私も防災士を取得するときに行ったことではありましたが、年に1回くらいは講習会を受けることでやり方を確認することが必要だと思いました。
講師は柏崎消防本部から来ていただいた救急救命士の方でした。
こんな流れで実際の行動を演習しました。
倒れている人を発見→意識の確認→119番とAEDの準備の指示→呼吸の確認→胸骨圧迫による救命→人工呼吸→AEDの装着と利用→救命の繰り返し
AEDを使う時には水に濡れていたらどうするのか、胸骨圧迫をするときに出血があったらどうすればいいのか、などより実際にありそうな場面を想定しながら質問をして、動きを確認しました。
日々の生活の中でこのような場面に遭遇することはめったにないことだと思いますが、0ではないと思います。その時に適切に行動ができる人は、知識として頭で覚えている人より、実際に体を使って訓練している人の方だと思います。今日参加した生徒に聞いたところ、AEDを使った訓練をしたことはない、と言っていました。中学生は立派な救命の戦力です。こういう訓練も必要だと思いました。
今日の2つの講習会を企画してくださった北園町の自主防災会の皆様、講師として指導してくださった警察官や救急救命士の方々、ありがとうございました。