中学校体育祭
今日は天気もよく、昨日は水浸しだったグラウンドもちょうどいい湿り気に感じられるくらいまで回復した中で中学校の体育祭が行われました。
私は母校の柏崎第一中学校の体育祭を参観してきました。全校生徒200名が紅と青の2つのチームに分かれての競技、応援です。「百花繚乱~勝利の花よ 今咲きほこれ~」をスローガンに、生徒会を中心にして生徒自身がつくり上げた体育祭を行っていました。
体育祭というとどうしても競技に目が行き、競技で競い合うもの、というイメージがあります。実は私も昔はそうでした。体育祭なんだから競技の勝ち負けでチームの勝敗を決めるべきなのではないか、と。しかし、長年中学校の教員をしていると体育祭は競技だけで競うものではないのではないか、と思うようになりました。子どもたちの運動能力の差は歴然としており、個人競技などでは競い合う前に勝敗は決まっているものも少なくありません。団体種目になるとチームに作戦の差に目がいくようになり、個々の運動能力差は見えにくくなっていきますが、それでもその根底には個人の力があるものだと感じます。一方、応援はあまり個人の運動能力や技能によらず、純粋に一生懸命さ、やる気のあるなしにより、それを見ている人へチームの思いが伝わるものだと思います。私はそれが教育活動につながる最も重要なところだと思っています。競技を一生懸命に取り組むことはもちろんですが、生徒一人一人が応援に心から真剣に取り組めるかこそがそれまでの教育活動の集大成の一つではないかと思うのです。これを語れば長くなりますのでこのくらいにします。
いずれにしても第一中学校の体育祭は素晴らしかった。競技にも応援にも一生懸命に取り組む生徒の姿は見ている人の気持ちを熱くさせ、また安心させてくれました。
この体育祭にあたり、生徒の支えになってくださった先生方、ありがとうございました。また、3年生全員リレーで一緒に走ってくださった先生方や保護者の皆様、お疲れ様でした。盛り上がりましたよ。