戊辰戦争明治維新150年
今年は明治維新から150年の記念の年だということで2月定例会議で、柏崎のシティセールスの上でももっと盛り上げていってはどうか、と一般質問しました。柏崎でも戊辰戦争の一部としての「鯨波戦争」がありました。また、当時柏崎は桑名藩の飛び地であったこと、その殿様の松平定敬の書などゆかりの品も少なくないこと、なども柏崎にとってはアピールしてもいいことだと思います。
さて、今日は柏崎刈羽郷土史研究会の秋の講演会として、講師に広井忠男様を招き「戊辰戦争明治維新150年に思う」をテーマにした講演会が開かれました。講師の広井忠男様は8月29日に刈羽のラピカで「木喰」についての講演を行ったように、新潟県徳に中越地方の歴史には大変造詣の深い方です。

1868年9月8日に元号が慶応から明治に改められました。その前後に全国で起こったいわゆる新政府軍と幕府軍の間で起こった戦争が戊辰戦争といわれるものです。新潟県でもこの戊辰戦争の一部として長岡藩と新政府軍との戦争がありました。それにいたる河合継之助の判断に対し、現在でも賛否があり、もし開戦しなかったら現在の長岡はもっと栄え、県都になっていたかもしれないという方もいます。今日の講演では、当時の〇月〇日と詳細な期日をあげ、時系列にそって中越地方を中心に行われた交渉や戦争について話されました。
私としても一般質問を組み立てるときにそれなりに調べたことでもあり、地元の歴史でもあり、大変興味深く聞かせていただきました。歴史は勝者がつくるものです。その戦いに勝った者が自分たちに都合がいいようにまとめたものが現在では正しいものとして伝わっているものも少なくないと思います。大化の改新にしても、関ケ原の戦いにしても、真相はなかなか確かめられません。しかし、明治維新や太平洋戦争など近代史については勝者も敗者も関係なく、事実を残し、それによって学んでいけるようにしなければなりません。
講師の広井忠男様、ありがとうございました。