共に考える教育の未来
午後から標記のイベントに参加しました。これは「国際バカロレア」という教育プログラムの推進に関わるものです。
この国際バカロレアは聞きなれない教育プログラムです。私も今回のイベントで始めて詳しく知ることになりました。以下はパンフレットに記されていることです。
・世界共通の大学入試資格とそれにつながる小・中・高校生の教育プログラムのこと。
・ミッションとしては「多文化に対する理解と尊敬を通じて、平和でより良い世界の実現のために貢献する、探求心、知識、そして思いやりのある若者の育成」「世界中の児童・生徒に対し、他の人たちをその違いとともに理解し、自分と異なる人にもそれぞれ理があることが分かる、行動的で、共感する心を持つ生涯学習者となるよう働きかける」。
・国際バカロレア認定校が価値を置く人間性、「探求する人」「挑戦する人」「心を開く人」「コミュニケーションができる人」「知識のある人」「バランスのとれた人」「思いやりのある人」「信念をもつ人」「考える人」「振り返りができる人」。
・政府は2020年までに200項まで本プログラム導入校を増やすことを目標としている。(現在は10校、候補校が50校ほど)
開会式では、星野新潟産業大学学長と星山実行委員長の話があり、その後、犬飼キャロルディクソンさんからの基調講演がありました。これらの話や講演は通訳がありましたが、英語でのスピーチでした。国際化となると英語でのコミュニケーションができることが前提になっているということを強く感じました。
講演を聞き、体験授業を参観しました。多文化を理解するためにも少なくとも2か国語の習得が必要だとしたり、授業忠の教師の立ち位置についても視座を示していました。
大変興味深い内容であり、取り組んでいくとそれなりの効果も上がっていくと思います。ただ、今日の講演や体験授業を見る限りにおいては、日本の義務教育の現場にそのまま取り入れていくことができるかというと、この考え方や教師の指導方法などはすでに現在も取り入れていることだし、あえて強調していくことなのかといえば、…という感じになりました。また、教師は授業中でもファシリテーターとしての立ち位置で児童生徒に対応していく、としていましたが、児童生徒が同じような知識をもち問題解決のための手段も習得していることが前提になっていますので、義務教育の初期の段階では難しいのかもしれないとも感じました。
ともかく、様々な視点で教育を見て、様々な切り口で考えていくことは大切だと思います。その中でも現在の日本の教室内の環境、特に子どもの人数についてはやはり40人は多すぎるのではないかと思います、まずはその改革に進んでいった方がより現実的かと考えます。
午前中は、町内の成年会として北園町にある「鴨が池公園」の草刈りをしました。ソルトスパの脇にある公園です。草刈り機で草を刈り、それを集めて整備をしました。この公園でたくさんの子どもたちが遊んでくれるといいと思います。
成年会の皆様、お疲れ様でした。