会派の県外視察1日目
今日と明日、会派での県外視察に出かけています。会派「柏崎のみらい」は3人の所属議員なのですが、今回は「社会クラブ」の2人の議員と一緒で、5人での視察です。今回の目的は、「東海村第二原発」の立地自治体および周辺自治体の住民の方々の意識の調査です。今日は「東海村」の阿部巧志議員と阿部議員と一緒に活動している皆様との意見交換を行いました。
東海第二原発は今年11月27日で40年になる原発です。原則として原発の稼働は40年間としています。しかし申請することでそれ以降20年間の延長が認められることもあります。
・東海村は3万7000人ほどの人口がある。「村」としては大きな自治体。
・東海村は原子力発電所の発祥の地としてプライドをもっている人が多い。
・村民のおよそ3分の1が原子力発電関係に勤めている。
・東海村第1原発は廃炉が決定している。
・「新協定」として6市村中1自治体でも再稼働に反対であるなら再稼働できない、とは明文化はしていない。
・避難計画において、避難者を受け入れる側として、避難者受け入れ計画を立てておく必要があるのではないか。現状では受け入れ先自治体では一部の職員くらいしか万が一の時にどこからどれくらいの人が避難してくるのかを分かっていないのではないか。
ただ原発の再稼働を行わないようにしよう、と主張しているだけではなく、原発の危険性や稼働しなくてもエネルギー問題や経済問題はあまり影響しないことなどについてどう住民に広めていくかを意見交換しました。
今や原発は再稼働しなければならないという考えの人は多くないように感じます。一人一人の中に再稼働推進と再稼働に慎重の小人がいて、その小人の力関係が優先度の割合になって、どちらかの小人の意見が採用されるのだと思います。再稼働賛成の人の中にも再稼働には慎重の気持ちは必ずあると思います。その逆も同様です。現在は、どちらかの意見を表明している人は、逆の立場の人たちの意見に耳を貸さなくなってしまっているようです。それでは住民が二つに分かれて対立関係しか生み出さなくなるように思うのです。何か今の柏崎市議会を思い浮かべてしまいますが…。
阿部議員をはじめ、今日意見交換をさせていただいた皆様、ありがとうございました。