全国原子力発電所立地議会サミット1日目
2年に1回行われている標記の「全国原子力発電所立地議会サミット」いわゆる「原発サミット」は今回で11回を数えました。柏崎市議会が発起人となって全国の立地自治体の議会に働きかけたと聞きました。当時は議員だった今の櫻井市長や丸山議員が中心になったようです。
今回のテーマは、「これからの日本のエネルギー政策と原子力のあり方~原子力発電と立地自治体の方向性~」で、全国から440人もの議員が集まってのサミットとなりました。今日は開会式の後、基調講演があり、その後5つに分かれての分科会が行われました。
基調講演は、「エネルギー基本計画と原子力発電」の演題のもと、小沢典明資源エネルギー政策統括調整官を講師に迎えてました。今年の7月に示された第5次エネルギー基本計画の概要を説明していただいたり、エネルギーミックスや省エネ政策の対応の方向性など、日本国内のことだけではなく、世界の現状や方向についてもお話しくださいました。
その後は分科会でした。私は第2分科会「低炭素社会と原子力のあり方」に参加しました。そこではコーディネーターが参加者同士の意見交換を促していましたが、どうしてもコーディネーターや資源エネルギー庁の方への質問に終始してしまいました。もっとも、現在の原子力政策のことが十分説明されていない中だったり、各地域で原子力発電に対する温度差も大きいこともあったので意見交換もうまくはできなかったのかもしれません。中では、ESG投資という言葉も出てきたり、正直、話についていけないこともありました。ただ、これは私の感覚ですが、2年前の前回に比べ、原子力発電所の再稼働を推進する声が小さくなり、安全性を求める慎重な立場の発言が多くあったように感じました。これが今の日本の原子力発電に対する雰囲気なのかと感じたのです。
夕方からは今日参加した議員らによる懇親会が開かれました。そこで、昨年会派で視察に行った青森県六ヶ所村の原燃に勤めている同級生に会いました。ここで会えることに驚きました。今日は原燃の代表として六ヶ所村議に同行しているとのことでした。また六ケ所村を訪ねたいと思います。