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会派公開セミナー


私が所属している柏崎のみらいが主催した公開セミナー、「平和と人権を考える」を開催しました。メインは姜信子さんによる講演でした。姜さんは1961年に横浜市生まれで、25歳の時に「ごく普通の在日韓国人」で第2回ノンフィクション朝日ジャーナル対象を受賞した方です。ご自身の差別体験から、人権問題について深く考え、多くの書籍にまとめています。お母様が柏崎市に住んでいたこともあり、柏崎市と深い縁がある方です。講演の内容は言うまでもなく、平和や人権について深く考えるものでしたし、ハンセン病のことにも触れられましたから東村山市での施設見学のことを思い出しました。

今日のセミナーでは姜さんの講演のほかに、私も平和についての話を少しさせていただきました。こんな話です。

・1945年にユネスコ憲章が出され、その前文に「戦争は人の心の中で始まるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」と記されている。その目的達成のために、教育の大きな役割を科した。

・日本の平和教育は「人間の生命の尊厳を否定する一切の暴力に反対し、平和を愛し平和社会の実現に貢献しようとする人間の育成」としている。その中には「戦争」という言葉はない。もちろん戦争も含められるが、人権や環境、国際理解などについても取り組む必要がある。

・ものごとには必ず2面性があるものだから、平和とは何かを考えるだけでなく、平和の反対を考えることも必要。平和の反対は戦争と考えるのではない。混乱、混沌であり無秩序である。戦争の反対は外交、交渉と考える。その流れで考えると、私は、平和の反対は「無表情」と考えた。

・平和と似た言葉に幸福がある。これらはどちらも相対的なことであり、主観的なことである。同じところにいても一人は平和、幸福を感じるが、別の人はそう感じないかもしれない。

いかがでしょうか。ご意見をお聞かせください。


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