地域課題に関する学習講座
今日は中央コミセンで標記の講座が開かれました。今日は第1回として「人口減少時代に私たちができること」として市の元気発信課の方から来ていただいて講演してもらいました。
この課題は全国1700を超す市町村のほとんどが頭を悩ませているものです。特効薬もなく、もしかすると人の取り合いになるような提案をすることになることが考えられ、財政が豊かではない自治体の衰退が加速してしまいかねない問題を含んでいます。柏崎市としても最重要課題として取り組みが進められていますが、その改善の兆しはいまだ感じられません。
しかし、何もできないと言ってはいられませんし、行政に頼ってばかりいても物事は好転しません。地域の方々が「私たちができること」は何かを考え、小さなコミュニティでも取り組みを始めようとしなければならないときだと思います。
今日の講演は、元気発信課という立場からの提案でした。主なものとしては、柏崎のよさを発信し、その輪を広げていくために「柏崎ファンクラブ」の会員を増やしていこう、というものでした。当然、この人口減少の解消には、企業誘致や2つの大学の有効活用、空家の活用、補助金などの制度の充実も考えられますが、それらは元気発信課とは別の担当課の事業となりますので、今回は話題にはできませんでした。しかし、この柏崎のよさの発信は重要な視点です。まずは住んでいる私たちが柏崎のよさを再発見し、そのよさを実感しなければなりません。まだまだ表に出てきていない柏崎の素晴らしさはたくさんあるはずです。それを見つけ、発信していくことは誰もができることです。小さなことからコツコツと、ではありませんが、いきなり大きなことに取り組もうとするのではなく、一つ一つ地道に進めていきたいものです。
次回は1月18日(金)13時から、「これからの公共交通」をテーマにします。