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市教育センター研修(部活動顧問会議)

今年度も「柏崎市教育センター研修講座」に参加させていただきたいと思い、いくつか申し込みをします。今日は今年度初めての研修会に参加させていただきました。「部活動顧問会議」ということで、市内の全中学校の担当者と一緒に研修しました。主に、部活動ガイドラインや行政としての部活動に関する事業の説明と部活動指導にあたっての効果的な指導法の講習でした。以下、研修の抜粋です。

○柏崎市立中学校部活動ガイドライン等について

・学習指導要領の総則にも部活動について記されるようになり、学校教育の一環としての取り組みが重視されている。

・部活動の基本方針は、生徒の視点からは「バランスのとれた健全な成長の確保」「自主的、自発的な参加による部活動」、教員の視点からは「ワーク・ライフ・バランスの実現」である。

・休養日の設定は、「週当たり2日以上の休養日を設けることを原則とし、年間で100日以上の休養日を設け、週休日等に50日以上を充てる」としている。競技によって休養日はシーズン中とそうでない期間に分けて年間で設定して保護者にも説明をしているとのこと。

・活動時間は、「1日の活動時間は、長くても平日2時間程度、学校の休業日は3時間程度とする」としている。

・学校規模に応じた部活動の設置、複数顧問性による運営、部活動指導員及び外部指導者の活用、参加する大会やコンクールの精選、保護者の理解と協力なども徹底していく。

・「活動計画および活動実績の作成と報告」を各部活顧問は校長に提出し、校長は教育委員会に報告する。

・事故防止、特に熱中症に対しての知識や対応を各顧問が確認して活動に臨む。

・外部指導者の事業としては、「エキスパート活用事業(スポーツ振興課が担当)」「部活動指導員事業(学校教育課が担当)」「中学校部活動コーチ補助事業(スポーツ協会が担当)」などいくつもある。各学校、部活動ごとに学校職員だけで対応できないとなった場合は積極的に活用してほしい。

○部活動における効果的指導及び怪我のリスクマネジメント講習(講師:五十嵐健太)

・トレーニングの原理は「過負荷の原理(オーバーロード)」「特異性の原理」「可逆性の原理」「適時性の原理」があり、トレーニングの原則は「全面性の原則」「意識性の原則」「漸進性の原則」「個別性の原則」「反復性の原則」がある。

・中学生期には「心肺持久力トレーニング(体力、スタミナ、長距離など)」と「筋持久力トレーニング(繰り返し使っても疲れない筋力)」と「基礎筋力トレーニング」が必要。

・休養をトレーニングの一部と捉える視点が重要。超回復の理論では、筋力トレーニング後48時間から72時間あとに筋肉は修復され強化される。

・心理的な視点を考慮する。選手は有能観が高まるとやる気や積極性といった内発的動機づけにつながり、自己肯定感の獲得にもなり、自己肯定感は他者を思いやる心を養う。自己肯定感が高い生徒は実力差を受け入れ「チームへの貢献の仕方」を自ら考え実行しようとする。

・中学生期のケガの原因は、「不注意」「練習のし過ぎ、疲れ」「技術不足(技術の差)」の順になっている。ケガ(スポーツ傷害)の種類は2つあり、「スポーツ外傷」と「スポーツ障害(オーバーユース)」。外傷は打撲やねんざ、骨折など。障害は身体の使い過ぎによる炎症で野球肘やシンスプリントなど。

・ケガのリスクマネージメントとして、「競技ルールの知識」「起こり得る怪我の想定と知識」「応急処置」「フィジカルコンディショニング」「指導者としての視点」を確実に身に付けておくことが大切。

今、中学校の部活動についての改革の取り組みや検討が全国で行われています。過去にいわゆる根性論的な指導を受けてきた私たち世代にとっては少し戸惑いのある感じもしないわけではありませんが、もしそんな感じが残っているのなら早く払拭して、今の時代にあったっ適切な指導を子どもたちに行っていかなければならないと思います。子どもたちの心身の健全育成のためにと思ったことも行き過ぎるとマイナスになります。先生方はそういうことのプロですからそんな心配は不要だと思いますが、今日の研修で学んだことを各学校の他の部活の顧問の先生方にも広げていってほしいと思いました。

今日は勉強になりました、講師の五十嵐様、ありがとうございました。

午後からは高柳の村田議員さんが畑で栽培しているウドを採らせてもらいました。山菜は山の中に入り、時には急な斜面で採ったりするものなのでしょうが、私は今日のような平らなところでの収穫が性に合っているようです。

山菜は今の時期しかなく、旬を感じられ、私にとっては1年間の元気の源にもなります。

村田議員、ありがとうございました。

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