個人研修1日目
今日は、早稲田大学・環境総合研究センターの共催セミナー1日目でした。4日日程で行われる研修会ですが、今回は2日間の参加にしました。後半は6月に同様の内容の研修会がありますので、そちらに参加する予定です。
さて今日は2コマありました。それぞれの内容を抜粋して記します。
1 自然エネルギーを活用した地域づくり
・ESG投資(エコ・サスティナブル・ガバナンス)が注目されている。日本では年金基金も優先して投資していくことを決めた。 ・今は地域循環権をつくることが仕事であると環境省などが言っている。その調査費には10/10の補助金が出るものがあったり、導入にも2/3の補助金が出るものもある。 ・地球温暖化ではなく、気候の過激化という方が適切。特に高温になるとマラリヤなどの病気の発生、農業では生産する作物の種類に異変が生じてくる。 ・RESUS(リーサス)が各自治体に配られているので、議員もそれを活用するといい。 ・再生可能エネルギーは地域経済の循環、外に出ていくお金を少しでも減らしていくこと。 ・自然エネルギーを活用した地域づくりでは、資金流出から域内投資という考えが強い。 ・洋上風力発電が大きく注目されている。欧州の金融が主導しており、法律も変わった。 ・ソーラーシェアリングとして、太陽光パネルの下で耕作することを行っている。キクラゲをつくり注目されているところがある。 ・SDGs相対スコアで各自治体の数値が出ている。 ・SDGsの視点を踏まえた自治体計系を見ていることだ大切。 ・蓄電池は電気自動車の電池が有効。
2 自治体施設の有効活用
・公共資産管理台帳と人口ビジョンを作るようになっているが、それぞれの部署が異なるため、合わせた資料としてまとまっていないのでは。 ・他の自治体がやっていないからこそやる。そのためのリスクをできるだけ回避していくようにする。という流れでなければ自治体が埋もれてしまう。 ・モノを売る時代は終わった。これからは体験を売る、ストーリーを売る、ライフスタイルを売る。 ・地域創生は地域の魅力を生かした新しい市場を創出することを目指している。 ・新たな政策課題→財政の健全化→歳出削減、が今までの流れであったが、それは間違い。新たな政策課題→財政の健全化→行財政改善→歳入増・歳出適正化、という流れが正しい。 ・人口の1%が行政人数の適正。 ・経済再生は、潜在的な供給力の強化が必要。地域で眠っているものを掘り起こしていく。 ・まちづくり(インフラ)から暮らしづくり(経済・文化・社会・環境)へ。 ・将来的には公共施設を保有しないようにしていくことを国は考えている。 ・豊かなまちとは、安心安全(まちの基本的機能)・便利快適(まちの付加価値)・活力持続(まちの発展と活性化)と考える。
今回の研修のスライドで、興味深いものがありました。ここ数年の間に閉鎖された事業所数とリストラされた人数の一部です。けっこう衝撃的でした。
早稲田大学の岡田久典先生、日高正人先生、ありがとうございました。