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木村茶道美術館

June 22, 2019

 木村茶道美術館は柏崎市が全国いや世界にも誇れる素晴らしい館です。本来なら美術展示品として立派なケースにしまって鑑賞するような器を使って、お茶をいただくことができるのです。時価数百万円するほどの茶器を実際に使っての呈茶です。

 

今日は初めて木村茶道美術館へ行き、お茶をいただく体験をしてきました。併せて、展示品を拝見してきました。私は茶道の心得もなく、作法はまったく分かりません。しかし、そんな私に対して、体験の時に説明くださった方は、「正座ではなくあぐらでもかまいません。写真を撮ってもかまいません。作法を気にすることなく自由にしてください」と言葉をかけてくださいました。ただし、「腕時計は外してください」と付け加えました。私は、お茶を出される前にお茶菓子が配られるのですが、それをどう食べていいものかもわかりませんし、出されたお茶の茶碗を回してから飲むのかすらもわかりません。お茶を飲み終わったあと、茶碗を見たりして、「結構なお手前で」とか言うのかもしれません。でも、そんなことは全く気にすることはありませんでした。この木村茶道美術館では、変に緊張して本来のお茶の味わいや茶器の素晴らしさを堪能できないようではもったいない、というような心を広くもってくださっていると感じました。作法に厳しくないことも、木村茶道美術館のすごいところだと思います。

それにしても本当に素晴らしかった。茶室には高価な掛軸が掛けられたり花入れも置かれていました。窯や水指、茶杓、茶器とそろっており、それがどれほど貴重で高価なものかははっきりわからなくても、小声でしか話せなかったり、移動するときもゆっくりになったり、そして実際に触らせてもらう時には自然と正座になり背筋がピンと伸びました。これが本物に触れるときに感じる崇高さというか畏敬の念だと思いました。

そして展示室もすごかった。すごいとか素晴らしいとか、よく使ってしまいますが、語彙力のなさを痛感しています。今はそのモノの価値はお宝鑑定が流行っていますので、「お金」で判断されることが多く、お金の情報を入れる前と後では、そのモノの見方や扱い方も全く違ってきます。それは仕方がないものかもしれません。木村茶道美術館にはそれこそめったに見ることができないような「お宝」がいくつも展示されていました。作者の名前を見ただけで驚嘆の声が出そうになるものが少なくありませんでした。木喰、北大路魯山人、徳田八十吉などは私でも知っていましたし、「人間国宝」という肩書がある作家が多く、ミーハーな私はそれだけで感激してしまいました。

時間にしたらわずかだったのかもしれませんが、心が洗われ、豊かになりました。

ここは柏崎の宝としてもっと全国に発信していくべきものだと思います。

今日は素敵な体験をさせていただきました。木村茶道美術館の皆様方、ありがとうございました。

 

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