「防災士チーム柏崎」総会
防災が役に立った、と言われない社会が一番なのかもしれません。しかし、地域や国を挙げての防災だけではなく、個人としての危機回避の能力を高めることを含めると、日々の生活の中での「防災」は必要不可欠なものです。
「防災士チーム柏崎」には70人ほどの会員がおり、その中で郵便局長として会員になっている方が30人ほどいるとのことです。地域の防災の拠点として郵便局があるという考えで一緒に頑張ってもらっています。そういうことからすると、学校の管理職も防災士を取得し、学校はそれこそ避難所となる可能性もあるのですから、一緒に勉強してほしいと思います。
その総会の中で近藤消防長から興味深いデータが話されましたので紹介します。
・柏崎市において、平成26年から平成30年(1月1日~12月31日まで)の5年間の中で、1年間の最も多い降雨量の年は平成29年で2354mm。最も少ない降雨量の都市は平成27年で1741mmであった。
・この5年間の中で、1時間当たりの最大降雨量は、平成26年9月1日で41.5mmであった。
・2019年1月1日から今日までではおよそ1000mmの降雨量があった。最大は6月28日に1時間当たり15mmの降雨量であった。
・白竜公園前の鉄道のアンダーパスのところは1時間当たり20mmの降雨量があったときに通行止めになる。
こうしてみると、柏崎市では1時間あたりに50mm以上降ったことはここ5年間の中にはなかったとのことです。全国では1時間あたりに100mmを超えるところもあったようですので、その時の雨の降り方は想像できないくらいですね。
ここ最近は世界的に異常気象が発生しています。夏なのに雹が降ったといっても珍しいことではなくなってきたようです。
防災というとどうしても地震や津波などを想像してしまいますが、このような雨からの洪水や火事などもしっかりと想定しておかなければなりません。
7月16日は中越沖地震が発生した日です。その日には市内のいたるところで防災訓練が行われるようです。12年が経ちます。風化させないようにしなければなりません。
この防災士の総会の後、陸上競技協会の幹事会があり、そのあとには町内の成年会の納涼会がありました。今日のようにいくつもの会合が立て続けにある日も珍しいです。