日本転倒予防学会

「日本転倒予防学会」の第6回学術集会が新潟市で開催されました。この学会の会長が立川厚太郎ドクターです。立川先生は立川病院前院長であり、現在は悠遊健康村病院の医長です。
この学会が新潟県で開催されるのは初めてで、この学会を機会に転倒予防の取り組みを新潟県に広げていこうというものです。転倒予防は、高齢者にとって転倒して骨折にいたりその後寝たきりに生活になってしまうことを未然に防ぐとともに、誰でも生活しやすい環境を作っていこうとするものでもあります。それは建築物であったり、食生活であったり、靴やマットの開発、筋力の増強など様々なものに反映していきます。単にバリアフリーにしていこうとするだけではありません。ただ、今日の参加者の多くは病院関係の医師や看護師の方、器具開発のメーカーの方が多かったように感じました。

夕方からは意見交換会としての交流会が行われました。私は学会員ではありませんが、その交流会に参加させていただきました。そこでの催し物として、長岡市役所の方々による「ハッピー体操」の披露がありました。柏崎市のコツコツ貯筋体操と趣旨は同じだと思いますが、高齢者向けの筋力維持増強の体操です。このように、転倒してしまった後の対応よりも転倒しない体をいかに作っていくのか、という考えが広まっていくことで、健康寿命の延伸を図っていければいいのではないかと思います。
9月定例会議の一般質問で柄沢議員が転倒予防についての質問をしました。柄沢議員とは立川先生からの指導を一緒に受けながら「健康都市宣言」を柏崎市もしていけるだけの機運を盛り上げていこうと取り組んでいます。これからも転倒予防の視点からまちづくりをしていくことに力を入れていきたいと思っています。