文教厚生常任委員会県外視察3日目
今日は視察3日目でした。松戸市で視察させていただきました。

松戸市では、「福祉まるごと相談」について学びました。
・福祉関係では一つの課題でも複合的な課題、複数の担当課にまたがるものが少なくない。その課題を解決するためにはいくつもの窓口を回ったり、いわゆるたらいまわしになることが考えられる。そのため、利用者目線に立ち、1か所で相談を済ませる窓口を開設することにした。例えば、8050問題であれば、80については介護や高齢課が対応することになるが、50についての対応の窓口はそこではない。
・松戸市では市内に15か所の地域包括支援センターがある。その支援センターを3つに分けて、それぞれに福祉まるごと相談窓口(福まる)を設置している。それを総括する機関の福まるとあわせて4か所に設置している。
福まる窓口には昨年192の相談があった。
複まるはそこで相談事を解決するのではなく、解決できる期間を紹介し、そこと利用者をつなげること、コーディネートすることが仕事である。ただし、ひきこもりに関しては市としての相談箇所がないため、ここで扱っている。このひきこもり相談が増加している。
・複まるができた経緯が各課横断的な取り組みの必要性からだったが、庁内自体の機構改革が進んでいない現状がある。

対応してくださった方はこの福まるの現場に出ていたり、それを総括する担当課の方でした。柏崎市で取り組んでいるひきこもり支援センターに興味を持っていただいたようです。松戸市としてもひきこもりへの対応をいかに進めてくのかが課題ではないかとも話していました。これを機会にお互いの関係を深めていけるといいと思いました。
松戸市の皆様、ありがとうございました。