柏崎学シンポジウム
今日は産業大学で柏崎学シンポジウムとして、「人口減少時代における観光の可能性を探る」をテーマに、花角英世知事の講演が行われました。
今、新潟県では観光、特に「食」に力を入れ国内外にアピールしています。以下は講演の抜粋です。
・新潟県の人口は現在223万人だが、毎年2.1万人減少している現状がある。
・新潟県民の一人当たりの年間消費額は127万円。人口減少により単純に2.1万人×127万円分の消費額が減っている。
・新潟県への宿泊者は年間1000万人ほど、全国16位。しかし、その3分の1は県内の人。
・観光客は年間7500万人ほど。外国人の宿泊者数が年間400万人ほど。外国人宿泊者数は全国ではこの5年間で2.8倍になっているが、新潟県は3.8倍になっている。これはスキー客が多くなったためだと思われる。
・現在、新潟県では新潟の魅力を食文化に絞って発信している。日本海美食旅(ガストロノミー)として。
・新潟県は食事がおいしい県として全国4位になっている。単独県としてはほとんどしていないミシュランガイド新潟版を2020年春に発行する。
・食以外にもスノーリゾート新潟として海外に売り込んでいる。
アンケートによると、県民の8割が新潟県に愛着をもち、6割が魅力的な場と感じ、5割は発信したいと思いつつも、県外の人に積極的に発信されている方は1割にも達していない。
普段は柏崎の魅力発信はどうあるものかということを考える機会が多いですが、そのためにはより広い視点に立って柏崎を見ることでわかることもあります。今回は新潟県知事として中越地区、その中の柏崎市についての視点を語ってもらえました。今日、参加した方々を中心にさらに柏崎のことを深く考え、広く発信していければいいと思いました。
花角知事、ありがとうございました。