新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会
市の原発1部会による県の検証委員会の傍聴に行ってきました。1月20日には「健康分科会」を傍聴しました。今日は「福島第一原発の事故原因の検証」として行われている「技術委員会」でした。今日は東京電力市職員から柏崎刈羽原発6・7号機の安全対策について、7号機の工事計画認可申請について説明があり、それぞれ質疑をしました。そして、検証の取りまとめの方向性を確認しました。つまり、報告書の作成を始めようということです。ちなみに報告書の構成は以下のような項立てになるとのことです。
1 序文
2 福島第一原発事故の検証について
①検証の目的
②検証の経緯
3 福島第一原発事故を踏まえた課題・教訓(検証結果)
①地震対策
②津波対策
③発電所内の事故対応
④原子力災害時の重大事項の意思決定
⑤シビアアクシデント対策
⑥過酷な環境下での現場対応
⑦放射線監視設備、SPEEDIシステム等の在り方
⑧原子力災害時の情報伝達、情報発信
⑨新たに判明したリスク
⑩原子力安全の取り組みや考え方
4 確認した事故検証報告書
①福島原発事故独立検証委員会調査・検証報告書
②東京電力福島原子力発電所事故調査委員会報告書
③東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会報告書
④福島原子力事故調査報告書
⑤東京電力福島第一原子力発電所事故の分析・中間報告書
⑥福島原子力事故における未確認・未解明事項の調査・検討結果
⑦福島第一原子力発電所事故:未解明事項の調査と評価
⑧東京電力HD・新潟県合同検証委員会検証結果報告書
5 検証体制
①技術委員会委員
6 結び
これによってすぐに報告書に着手するということではないと思いますが、県の3つの検証委員会のまとめは着実に進んでいる印象があります。
これはこれとして、エネルギーの開発は進めなければならないことです。いつまでも化石燃料や原子力に頼っている現状では世界の標準から後れを取るばかりです。再生可能エネルギーによる発電、大規模ではなく、小規模の発電所をいくつもつくってネットワーク化しておかなければなりません。北海道のブラックアウトは電力発電を大規模な発電所1か所に頼っていたために起こったと言われています。