授業づくりゼミ2020
柏崎刈羽の教員有志でつくっている「授業づくりゼミ」。市の教育センター研修や各学校での研修以外に、同じ志や悩みをもっている同志が集まっています。しかも若い先生方が大半でした。
毎年この時期に発表会として公開の授業などをしていますが、今回は授業の公開ではなく、それぞれが抱えている悩みの解決に向けて意見交換をしました。意見交換の方法はワールドカフェ方式でした。先日広報広聴常任委員会の県外研修先の町田市でも所沢市でも取り入れている方式です。
今回のワールドカフェ方式はこのように行いました。
1 5人くらいの小集団になりテーブルを囲み、一つのテーマに沿った話し合いをします。
2 その中の一人を残しで他のメンバーは他のテーブルに移動します。
3 残った一人はそれまでこのテーブルで話し合ったことを集まってきたメンバーに伝えます。
4 同じようにテーマに沿った話し合いをします。
5 同じようにそのテーブルに新たに集まった人はまた別のテーブルに移動します。
6 また残った人がそれまでの話し合いで交わされた意見を新たなメンバーに伝えます。
これを数回繰り返し、最終的には最初のテーブルに戻り、振り返りをします。
今回は意見交換を写真にようにテーブル上の円形の紙に書き込みました。最終的には各テーブルごとにその意見をもとに寸劇をして発表しました。
若い先生方だけではなく、指導者レベルの年齢の先生方もそろっており、参加した先生方はとても有意義な時間を過ごしたのではないかと思いました。私も5年前までのことを思い出しながら、意見交換に参加しました。自分が採用された頃も同じような悩みをもっていたことを思いだしました。ただ、当時とは全く社会的な環境が違っていますので、当時の価値観を話しても無駄なことかもしれないと思いました。教員はいったん教壇に立ったり生徒や保護者と対応するとなると新人もベテランもなく、同じものだとみられます。プロ意識がないといつまでも甘えが見え隠れして、それが生徒や保護者に伝わって、自分の立場を悪くしていくことになります。私が若い方に伝えたかったのは、そのプロ意識を早くしっかりともってほしい、ということです。
企画したメンバーの方、いい会になったと思います。お疲れ様でした。