男女共同参画に関する懇談会
今日はかしわざき男女共同参画推進市民会議の主催による「男女共同参画に関する懇談会」が開催され、参加しました。参加者は推進市民会議の方々21名、市議会議員17名、市の担当職員であり、13人くらいの3つのグループに分かれて話し合いを行いました。
テーマは2つ、「働きたい女性が働き続けられるためにはどのような取り組みが必要と考えるか。男性のワークライフバランスの観点で、家事・育児の分担とどうとらえているか」「政策決定の場に女性が参画するにはどのような取り組みが必要か。女性が増えた柏崎市議会の変化や改善されたことはあるか」でした。
各テーマごとに個人の経験や家庭内の過ごし方などを出し合い、それによって必要な環境はどういうものがなどの意見の交換だけで一つにまとめるようなことはしませんでしたが、参加者が考えていることは同じようなものだったと感じました。
私が話したことは、
テーマ1
・子育てや家事に取り組んでいる女性の孤立感と負担感の増加が問題。
・アンケートで出された生の意見をもとに完全策を考えないと絵空事になる。
・夫の家事育児への協力、企業の制度、保育所の増設が必要なことになる。
・企業風土、人事評価制度の改善がなされなければ変わらないのではないか。
・今は自分の世代が企業の管理職にいる時代だから、平成生まれが企業の中核を占めるようになると、社会全体の雰囲気も変わってくるはず。
テーマ2
・政策という大きなものでなくても町内会の意思決定でも女性の町内会長がほとんどいない現状がある。中央地区39町内はすべて男性が町内会長。
・荒治療かもしれないが、クオータ制をいろいろな組織で導入していく必要がある。クオーター制のデメリットもあるので、その研修をこの市民会議で進めていくことがあってもいいのでは。
などです。私の世代は男尊女卑まではいきませんが、まだ男性というだけで上位に見てしまうことが少なくありません。その意識は私の世代だけではなく、男性の中に少なからずあるものかもしれません。この意識を払しょくしていくことが男女共同参画を進めていくためには必要だと思います。
実はこの2つ以外に3つ目のテーマとして「LBGTの方への支援」についても用意されていましたが、時間の都合で話し合えませんでした。この3つのテーマはあらかじめ示されていましたので私は少し勉強して今回の懇談会に参加しましたが、この準備が大切なのだと感じました。誰かに披露するために勉強したのではありませんが、事前に学習しておくとそこで自分のことを振り返られ、当事者意識をもって懇談会に参加できました。
これからも男女共同参画、人権、差別解消などについても個人のテーマとして研究していきたいと思います。
かしわざき男女共同参画推進市民会議の皆様、ありがとうございました。