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会派セミナー「被災者支援の現状と課題」

2回目の会派セミナーを行いました。今回は、「東日本大震災・福島第一原発事故から4年半 被災者支援の現状と課題」として、増田昌子さんから講演をいただきました。増田さんは柏崎では「むげんの姉さん」としておなじみの方です。柏崎市柳橋町に「共に立ち合い(愛)サロンむげん」を開設し、誰でも気軽に立ち寄れる場を提供しています。東日本大震災による原発事故を受け、柏崎市に避難している方々の憩いの場として現在もサロンを開放しています。EndFragment

増田さんは、「被災者支援はまちづくり。自らアクションを起こしていく必要がある」と言います。実際に増田さんが被災者を支援していて体験したこと、避難所での様子、子どもが学校でいじめられた実態、避難者の福島の自宅の現状などをスライドを交えてお話しいただきました。

ご自身の支援活動の中ではこんなことがあったようです。お店に来ている福島の利用者の方を誹謗中傷するようなファックスや電話が来たこと、避難してきた子どもが学校で放射能についてありえないような言葉がけや方言のことでのいじめられていたこと、避難してきた人が車を買ったらその日のうちに傷をつけられたこと、・・・。これらのことが柏崎で起きていたとは、事実だけに、聞いていると胸が痛くなってきました。しかし、悪いことだけではなく、温かい地域の方々に迎えられ地域に溶け込んでいる方も少なくないようです。

上の写真では、福島に残してきた避難者の自宅の様子です。ペットボトルほどの大きさのねずみが室内を荒らした様子があったり(左)、中には泥棒が家中のものを取っていったり飲食していた様子があったようです(右)。ねずみは仕方ないかもしれませんが、泥棒は許せません。これにも胸を痛めました。

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中越沖地震で被災した経験があり、このように他地区の被災者を受け入れている経験がある柏崎です。柏崎の人たちは他の地区の人たちより、被災した人の気持ちが分かる人が多いと思います。温かい人の輪をさらに広げていくために力を尽くしていきたいと思いました。今回の増田さんの講演を受け、私ももっと広く市内を見渡し、みんながすごしやすく、温かい気持ちになれるにはどうしたらいいのかを考えていくと同時に、実際の行動に移していきたいと強く思いました。講師の増田さん、本当にありがとうございました。

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