

個人研修4日目
昨日に引き続き研修の4日目でした。今日は、「立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の整合」「地域公共交通による新しいコミュニティづくり」についての講座でした。以下は講座の抜粋と所感です。 立地適正化計画と地域公共交通網形成計画の整合 ・平成26年8月に「立地適正化計画」を、平成26年11月には「地域公共交通網形成計画」を作成することを国は推進した。
・コンパクトシティは誤解されていた。
○これまでの生活拠点も含めた多極ネットワーク型 ×一極集中
○集約により公共サービスが提供できる人口密度を維持 ×人口の増加
○移住にインセンティブを付与して時間をかけて移転 ×強制的に移転
・立地適正化計画はつくらなければならないものではないが、大きな役割としては「都市機能誘導区域」「移住誘導区域」の設定とそれをつなぐ「公共交通」を記すものである。
・立地適正化計画のチェックポイントは
・都市合体へのマスタープランの上位計画との整合は取れているか
・公共交通との一体化はなされているか
・県の中での広域調整ができているか など


個人研修3日目
先月5月28日・29日に参加した研修会は4日間日程でした。その後半部分を今回、今日明日の日程で受講してきます。 今日は、「人口減少社会における発想の転換~横須賀市の事例から~」と「地方創生、空家対策」の講座でした。以下講座の抜粋と所感です。 人口減少社会における発想の転換 ・まちから出ていく人が多ければ市民満足度に予算をかける、入ってくる人が少なければよさの発信に力をかける。
・はこものに頼らないまちおこしをしていく。ないものねだりではなく、あるもの探し、あるもの活用が必要。
・発想の転換で価値がないと思われていたコトやモノに交換可能な価値を与える。
・市役所と医師会が仲良くすることで在宅療養の連携が進む。
・横須賀市のエンディングプランサポート事業は研究するに値する。 ・前横須賀市長の吉田雄人氏を講師とした研修であった。横須賀市は人口およそ40万人、面積およそ100平方キロメートル、アメリカ軍の基地があるところである。そこでも人口減少が課題となっている。市長として「発想を転換して」課題に立ち向かっていった具体的事例の紹介があった。
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ヒゲソリダイを柏崎の魚に!
今年度柏崎はヒゲソリダイに力を入れていく、と市長の施政方針演説でも話がありました。ヒゲソリダイ?と「?」が多くの人の頭に浮かんだと思います。私も初めて聞く魚でした。 ヒゲソリダイは地元では「かやかり」という名前で店頭に並ぶこともある魚です。美味しい魚だそうです。タイとつきますが、タイの仲間ではなく、イサキの仲間です。 そのヒゲソリダイの完全養殖が柏崎の海洋生物環境研究所で全国初めて実現したのです。これまで香川県などでも取り組んだそうですが、実現しなかったそうです。完全養殖というと、卵からふ化した稚魚を成魚にして、また産卵させ次世代の魚を人工で増やしていく、というものです。近代マグロが有名ですよね。 今日はその海洋生物環境研究所に議員仲間5人で伺い、実際の様子を視察してきました。 先日、ヒゲソリダイの養殖が始まった、旨の新聞報道がありました。それを読んだ市民から、どこでヒゲソリダイは売っているのか、どこで食べられるのか、という問い合わせもありました。しかし、この養殖事業は事業としてスタートはしていません。完全養殖ができた、ということであって、現在は


転倒予防フォーラム
転倒は特に高齢者にとって人生を左右するくらい大きな事故になります。躓いたり滑ったりして転んで骨折してしまうとそれが原因で寝たきりになってしまう場合が少なくないと言われています。 20年ほど前、交通事故で亡くなる方は年間1万5000人くらいいました。転倒で亡くなる方は6000人ほどでした。それが今では、交通事故で亡くなる方は5000人くらいに減少した一方、転倒で亡くなる方は9600人くらいに増加しています。今では転倒事故は交通事故よりも危険な事故なのです。 交通事故は社会問題として社会全体で取り組みをしてきました。その結果、事故死は3分の1に減少したのです。転倒事故はいまだ社会問題として認知されていない状況があります。それが2倍近くに増加してしまっている要因かもしれません。もっと当事者意識をみんながもたなければならないと思います。 さて、今日は標記のフォーラムが長岡で行われました。これは10月に新潟市で行われる「日本転倒予防学会」に向けた勉強会の一環として開催されたものです。新潟県ではまだ自治体として転倒防止についてしっかりと取り組んでいるところは


木村茶道美術館
木村茶道美術館は柏崎市が全国いや世界にも誇れる素晴らしい館です。本来なら美術展示品として立派なケースにしまって鑑賞するような器を使って、お茶をいただくことができるのです。時価数百万円するほどの茶器を実際に使っての呈茶です。 今日は初めて木村茶道美術館へ行き、お茶をいただく体験をしてきました。併せて、展示品を拝見してきました。私は茶道の心得もなく、作法はまったく分かりません。しかし、そんな私に対して、体験の時に説明くださった方は、「正座ではなくあぐらでもかまいません。写真を撮ってもかまいません。作法を気にすることなく自由にしてください」と言葉をかけてくださいました。ただし、「腕時計は外してください」と付け加えました。私は、お茶を出される前にお茶菓子が配られるのですが、それをどう食べていいものかもわかりませんし、出されたお茶の茶碗を回してから飲むのかすらもわかりません。お茶を飲み終わったあと、茶碗を見たりして、「結構なお手前で」とか言うのかもしれません。でも、そんなことは全く気にすることはありませんでした。この木村茶道美術館では、変に緊張して本来のお


祝う会
今日はえんま市3日目でした。しかし、強風や雨の心配があったため「中止」になりました。3日間あるえんま市が1日とはいえ中止になったことは、記録が残っている40年間で初めてのようです。楽しみにしていた方が多かったでしょうが、強風にあおられての事故や火事が起きる危険性がありましたから、この中止の判断は適切だったと思います。また来年のえんま市を楽しみにしています。 さて、市議会議員選挙が終わり2か月が経とうとしている今日、「当選を祝う会」を開催していただきました。今回の選挙に深く関わってくださった方々と、選挙の指揮を取ってくださった選対本部長のご苦労をいやすことも含めて行いました。 のど元過ぎれば熱さ忘れる、という言葉があるように、選挙に向けて取り組んでいたことは、時間の経過とともに当時の気持ちが薄れてしまう気がします。今日、当時一緒に活動した仲間と集まったことで、その時取り組んでいたことを思い出しました。 1410票の得票を得たこと、前回の得票数より40票以上票を伸ばしたことなどは、上位当選した方にとっては大したことがないものかもしれませんが、企業や団


えんま市清掃 AI時代を生き抜く子どもの育て方
第一中学校生徒会が主催して行っている「えんま市清掃」です。例年は17日の朝、第一中学校の生徒全員と地域の方でやっていましたが、今年は15日と16日の2日間に分かれて行うようです。生徒は半数ずつ参加するとのことでした。それは、18日から中学校の部活動の上越大会が始まるということもあり、前日の朝の清掃活動は行わずにしようということも理由になったらしいです。 それはそうと、まだ露店が立ち並ぶ中での清掃活動は初めてでした。昨日の様子と今朝の様子を写真に撮りました。昨日えんま市に繰り出した人たちの中で、楽しさあふれる後の片付けのことまで思いを寄せている人は果たしてどれだけいるでしょうか。会場をきれいにしてくれる方々がいるからこそ、参加者は楽しい気持ちでいられるのですよね。 朝6時に集合しての活動でしたがすでに大量のゴミは撤去されていました。それでもかなりの量のゴミを集めました。私の印象としては「たばこの吸い殻」の多さ、です。喫煙場所を設置しているわけではないので仕方がないのかもしれませんが、喫煙する方は自分で携帯灰皿を用意することはマナーなのではないでしょ


悠遊健康村病院
今日は長岡市にある「悠遊健康村病院」で立川厚太郎ドクターから転倒予防と障害者スポーツについてお話を聞きました。立川先生はこの転倒防止と障害者スポーツに関しては県内トップの方です。 お話を聞きに行くということで議員仲間に声をかけたところ、7名の議員が興味をもって参加してくださいました。高齢者や障害者にとって、暮らしやすいまちづくりをすることに対しては異を唱える人はいないと思いますが、一般質問を直前に控えたこの時期に時間を差し繰って参加してくださった議員の方々には感謝いたします。 立川先生のお話の抜粋です。 ・特に高齢者の転倒は寝たきりにつながる。転倒を減少させることが医療費の削減につながる。 ・転倒防止として「まちおこし」に取り組んでいる都市は、東京都中野区、茨城県鹿嶋市、山梨県富士吉田市が先進的である。 ・転倒予防には住宅、道路、薬、行政など多くの業種が関わらないと進めない。「転倒予防都市宣言」を出せるように環境を整えてほしい。 ・アメリカと日本の大きな違いは「バリアフリー」の広がりにある。日本はもっとバリアフリーに関心をもち、道路、住宅など様々


小学生の通学路点検
今日は北園町の町内自主防災会が主催して、町内の小学生と一緒に小学校までの通学路点検を行いました。柏崎警察署の交通課の方や比角交番の方も来てくだっさり、子どもたちと一緒に歩きながら横断歩道の渡り方や、市役所近くのローソンの駐車場はショートカットしてはいけないことなどを詳しく説明してくださりました。私は柏崎小学校、第一中学校の見守り隊として、ベストと帽子を身に付け、交差点に立ちながら交通安全を呼びかけました。 通学路の安全確保についてはこれまでも一般質問してきたり、その重要性を訴えてきました。歩道のカラー化を提案しても受け入れられず、その答弁は、側溝にふたをかけるということで対応していくというものでした。それ以降も側溝のふたかけはなかなか進んでいません。その間は交通事故もなかったり、ブロック塀も崩れませんでしたから大きな問題にもなっていませんが、お金がないという問題ではなく、子どもの安全確保に全力で取り組んでほしいものです。 子どもたちは通学路の点検が終わってから、町内の集会所で防災に関しての講習を受けました。いつ、何が起こるか分かりませんから、子ど


新潟産業大学特別講座
新潟産業大学では市民向けに特別講座として、講座を無料公開しています。今日はその特別講座「人工知能の現状と経営」の中でテーマを「社会実装を前提としたロボット・AIを用いたスマート農業の現状と課題」とした講座を、八谷満農業技術革新工学研究センター高度作業支援システム研究領域長を講師に迎えて行いました。 テーマを聞いてまず思ったことは、ドラマ「下町ロケット」のことでした。無人で田畑を耕したり、田植えから稲刈りまでを行えるような機械が現実に完成したのか、と思ったのです。ドラマの中での出来事かと思いきや、すでにクボタ・ヤンマー・イセキの各社では開発を進め、実用化させ市販しているとのことでした。 講座を聞いていて印象に残っていることをいくつか記します。 ・現在の農業従事者はおよそ175万人。そのうちの64.6%が65歳以上、50歳未満は10.1%しかいない。平均年齢は67歳。10年後のことを想像すると、この64.6%の65歳以上の人は農業から離れていくと考えられる。深刻な労働者不足になる。 ・日本、アジア型スマート農業システムは、「ICT活用」「AIを含めた


新退教柏刈支部総会
今日は新退教柏刈支部総会に参加しました。新退教とは、新潟県退職教職員連絡協議会のことです。私も所属しています。毎年この時期に総会を開催しています。 この春の時期はいろいろな団体の総会が開かれます。そこでは、最近会員の減少が加速しており、組織の存続が危ぶまれている、という話が必ずといっていいほど聞かれます。会員が減少するとそれに伴って会費が減り、組織で行うイベントや活動がうまく行えなくなってしまい、それが会員離れに拍車をかけるという悪循環に陥ってしまうようです。何か妙案はないでしょうか。 さて、今日の新退教の総会では大正生まれの方も参加していました。大正・昭和・平成・令和と4つの元号を生きている方です。総会に参加するくらいですから、さすがに車の運転はやめられたとのことですが、お話をしてもしっかりとしていました。「今は100歳まで元気にいる時代ですよ」と言うと、「あとたったの6年だから大丈夫だ」と答えるのです。素敵ですよね。本当にお元気でお過ごしいただきたいと思います。 そんなこともあったのですが、夜には同級生のお通夜がありました。現職の教員でした。


防災士フォローアップ研修
私は防災士を取得して3年が経ちます。柏崎市では、防災士を取得した人にフォローアップ研修を行っています。座学で知識や技術としての研修だけでなく、普通救命講習として実技を行い、できるだけ新しいものに更新していく必要があるからです。 今日は午前中に主に地域防災計画の立て方の講座、午後から普通休憩の講習がありました。 そこでの研修で印象に残っていることを以下に記します。 ・埋め立て地は300年くらいしないと、地震の時などに液状化するので、安定しない。 ・地下水の水位が高いとその土地は液状化しやすい。砂丘でも高台でも。 ・防災士としては自分で講演などの資料を作ることで力になる。そのため多くの研修会に参加することが大切になる。知識や技能を伝達するだけではなく、研修の場のファシリテーターになり、その場を盛り上げられるようになるといい。 ・防災士の4つのキーワード。「つながる、つなげる」「インフルエンサー」「キーパーソン」「ファシリテーター」。 ・市民にとってあふれる情報を「プル型」とするような指導をしていくのが防災士。 ・避難所に一番に入ってくる人は、元気な人