柏崎の介護・特別養護老人ホーム

今日は介護高齢課の小池課長代理さんと星野係長さんから介護保険のこと、特別養護老人ホームなどの施設のことについて講習を受けました。基礎となるお話から説明を受け、ある程度の概要をつかめたかと思います。自分自身を含めて、介護のことは自分が当事者になって初めて情報を集めたりする人が多くいるようです。しかし、これからの高齢化率３０％を超える時代に備え、身内に介護を必要とする人の有無に関係なく、みんなが知っておくものだと思います。大切なことはいくつも学んだのですが、その中で印象に残っていることを以下に記します。

○介護保険料は４０歳以上の方から給与からの天引きで納めるようになっている。介護保険料は各市町村によって額が異なり、柏崎市は月５３５０円で、新潟県内２０市中安い方から４番目である。

○介護保険の利用は申請しなければならない。申請して認定される（要介護・要支援）とサービスを利用できる。デイサービスなどの介護サービスを利用するときには、経費の１割程度自己負担をすることになる。例えばデイサービスだと要介護１の方の自己負担は６５６円、要介護５の方の自己負担は１１４４円程度になる。

○柏崎市内の方が主に利用する特別養護老人ホームは市内に１０か所、出雲崎町に１か所の計１１か所がある。

○特別養護老人ホームへの入所は原則として要介護３以上の方になる。

○特別養護老人ホームに入所したい方は各施設それぞれに申し込むようにする。１か所だけに申込んでもいいし、複数、あるいは１１か所全部に申込んでもよい。申込書とケアマネージャーさんの意見書を付けて提出するようになる。

○柏崎市では入所指針を作っていて、入所希望者それぞれに入所順位決定の基準に基づいて点数を割り出し、各施設ごとの検討会を経て入所優先順位を出している。

○柏崎市で、特別養護老人ホームへ入所を希望していて順番を待っている方は平成２８年１月３１日現在で９７９人いる。

○入所の順位は年２回（１月末と７月末）見直しを行っており、順位の変動もある。

○介護施設にはいくつかの種類があり、その目的や内容、費用などに違いがあるし、同じ種類の施設でも施設によって違いもあるのでしっかりと確認しないといけない。特に、特別養護老人ホームは終身だが、それ以外の施設はそういうわけではないところが多い。

○介護施設には、「特別養護老人ホーム」「老人介護施設（在宅に向けてリハビリを中心としたケアを行う）」「認知高齢者グループホーム（共同で生活を継続する場）」「介護付き有料老人ホーム（特養と同様のサービスを受けられるが費用は高い）」「ケアハウス（介護保険の適用施設ではない）」「サービス付き高齢者住宅（基本的に自立している方だが、外部の介護保険サービスは別に受けられる）」などがある。入所した場合、施設により月額費用にもかなりの差がある。

○介護施設は見学などオープンにしている。見学希望があれば事前にそれぞれの施設に連絡してから行くようにする。

講習としては、いくつもの資料をもとに説明をしてくださったので、ここには書ききれませんが、もし相談したいことがありましたらご連絡ください。講師をしてくださった小池課長代理さん、星野係長さん、ありがとうございました。

介護施設の一覧（場所と定員）

＜特別養護老人ホーム＞　月額はおよそ８万３千円～１２万８千円程度

・むつみ荘（柏崎市畔屋　９９人）

・しおかぜ荘（柏崎市北園町　５０人）

・なごみ荘（柏崎市原町　７６人）

・いこいの里（柏崎市佐水　８０人）

・柏柳の里（柏崎市高柳町岡野町　７０人）

・くじらなみ（柏崎市鯨波　８０人）

・ぺぺ・メメール（柏崎市鏡町　１００人）

・にしかりの里（柏崎市西山町長嶺　３５人）