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明日は柏崎市長選挙投票日

今日は市長選挙最終日でした。明日には結果が出ますが、柏崎市民の将来を託すには誰がふさわしいのかを、感情論だけでなく、ある一面だけの活動のみに焦点をあてるのではなく、責任をもって選んでほしいと思います。

さて、「戦争」は「正義と悪」の戦いではありません。選挙戦というように、選挙もある種の戦争かもしれません。選挙を「正義と悪」というとらえ方をすると、相手の欠点を攻撃するようなネガティブキャンペーンになってしまい、見ていても不快感をもつ選挙戦になります。そうです、戦争と言われるものは、正義と悪の戦いではなく、「正義と別の正義」の戦いなのです。良い、悪い、があるのではなく、そのことに対する優先の度合いに違いがあるだけだと思います。人が思っている正義というのは絶対的なものではありません。人には価値観がありますから、考え方にも人それぞれの優先順位があるものです。明日の自分は今の自分とは違って、別の正義を支持し、優先しているかもしれません。日本の選挙戦は、お互いの主張を認め合い、違っている点を有権者に適切に伝えていくことが求められています。そしてそれを有権者が判断して投票し、当落が決まるのです。

残念ながら今回の柏崎市長選では、様々なテーマに沿ったものを、お互いの主張を訴え合ったり、討論したりすることがなかったように思います。マスコミが同じ視点で主義主張を対立軸のようにあおったのは「原発」だけでした。竹内候補はこの1点のみを街宣活動や街頭演説しただけでした。これも戦略としてはいい作戦だと思います。今日、竹内さんの街頭演説も聞きました。やはり「別の正義」の人が主張していることも聞くべきだと思ったからです。演説内容はもとより、選挙が終わったら帰ってしまうような人が応援弁士だったり、候補者を支えている人たちの多くが県外から来ている人ような候補者には柏崎は任せられないと感じました。その県外から応援に来ている人たちにとっては、柏崎の市政などには関心がないのだとも感じました。ただ原発の意思として、柏崎市にオセロのように白か黒かのはっきりした駒を置きたいだけなのです。聞いていて悲しくなりました。

桜井支持を表明している私なのですが、その私が見ていても、もし竹内さんが当選したら、本人が大変なのではないかと心配しています。「活動家」としての竹内さんは確かに立派なのかもしれませんが、8万6千人のリーダーである「政治家・市長」としては未知数すぎます。そして、「柏崎市民」のどれだけが竹内市政を芯から支るのか、を考えたとき、おそらくご自身としても不安があるのではないかと想像します。立場が人をつくるとは言いますが、首長クラスのリーダーの場合はそれなりの視点をもった人でないと務まりません。いわゆる、「鳥の目・虫の目・魚の目・コウモリの目」の持ち主です。鳥の目とは、空を飛ぶ鳥が見るような俯瞰する視点であり、全体をしっかりととらえる視点と現実の全体だけではく将来を見通す視点のことでもあります。虫の目とは、ミクロの視点であり自分の足元をしっかりととらえる視点です。魚の目とは、流れのある川の中を生き抜いているように、特に時の流れや流行に敏感な視点です。コウモリの目とは、逆さになってとまっているコウモリはものを逆から見ているということから、物事を逆から見たり様々な方向から考え、固定観念にとらわれない視点です。桜井さんの話を聞いていると、見事なまでにこれらの視点に立っています。

桜井さんは15:50から市民プラザ前で最後の街頭演説を行いました。400人くらいの人が集まって、桜井さんの話を聞きました。そこには会田市長の姿もあり、はっきりと後継者として認めた応援演説をしていました。

夜19:30からは最後の個人演説会を中央コミセンで行いました。ここにも300人を超す人が集まっていました。「柏崎市民による柏崎市のための柏崎市長」を決める選挙です。大勢の柏崎市民に支えられていることを実感しました。まだ投票を済ませていない方は、明日忘れずに投票してください。

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