top of page

学校の先生なぜ休憩とれない?

今日のyahooニュースで標記のニュースが出ていました。名古屋大学大学院の内田良准教授が伝えていました。今年度になり、今までになく教員の多忙化が新聞をにぎわしています。4月28日には中学校教員57%が過労死ラインだとも記事は伝えています。

今までは学校の教員に対しては、「教師従属労働論」的な教員は24時間子どものために働くことが当たり前だ、という社会的な目があったことは否めないと思います。実際、私が現職の教員の時はそれが、24時間子どものために働くことが、自分自身でも当たり前のこととしていたように感じます。「先生は先生になりたくて試験を受けて先生になったんでしょ…私はやりたくもない家業を継いでいるんだ…」と、ある保護者に言われたこともあります。自分で望んでなった職業なのだから滅私奉公するのは当たり前だ、と思っている人は少なくないのかもしれません。

働き方改革を進める中、学校の教員に焦点をあてたところ、その労働実態が明らかになり、その改革に取り掛かる必要性があると多くの人たちが感じたと思います。

ちなみに標記の「休憩時間」のことです。教員は7時間45分の勤務時間です。ですから45分間の休憩時間がこの勤務時間中に配置されることになります。休憩時間を与えるときには3つの原則があります。「勤務時間中に配置する」「一斉に取らせる」「自由に使わせる」です。しかし、教員の勤務時間中は常に子どもたちがいます。勤務時間中の休憩時間も自由に使うことはほとんどできない現状があります。教員も労働者としてみるとこうした休憩時間の利用についても考えていくことが必要だと思います。

前回の2月定例会議で私は「教職員の多忙化解消」についての一般質問をしました。そこでは教員の残業時間は厚労省が目安としている月45時間をかなりオーバーしている現状とその残業代について質問し、市としての考えを聞きました。残業の対価としての賃金の問題とともに、教員の超過勤務による健康問題を多くの人に知ってほしいと思います。

特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
bottom of page