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議会運営委員会県外視察1日目


今日明日と議会運営委員会としての県外視察です。今日は東京都立川市での視察でした。立川市でのテーマは「政策形成・提言の体制・取り組み」「ICT化の経過と活用状況」でした。議会事務局の方2名が対応してくださいました。以下、説明や意見交換で出された内容の抜粋です。

○立川市では平成26年4月1日から市議会基本条例が施行された。

○平成24年4月から議会報告会を実施している。平成25年3月から「意見交換会」として市民の声を聞くことをメインに行うようにした。

○これまで議会報告会や意見交換会で出された意見等は政策形成には至っていない。今後、出された意見について、常任委員会で議論を深めていくのか、横断的意見は政策検討会議で議論していくのかなど扱いについて議論を進めている最中。

○陳情も請願と同様に常任委員会に付託している。ただし、内容にはある程度制限を設けている。

○平成26年9月からタブレットを導入した。サイドブックスを採用した。逗子市で導入した事業者と同じものにしたという経緯。400ページを超す資料もアップしてある。ページを送るときは紙をめくるように次に進むようになっている。サイドブックスではPDFファイルのみなので写真は送れない。サイドブックスを採用している自治体は全国的にも多い。

○立川市では行政側からも資料をアップできる。柏崎市ではアップするものは議会事務局が行っているし、議員と事務局、議員間でのメールや資料のやり取りが可能である。

○立川市では紙資料と並行して運用することになっていたが、平成27年の第1回定例会議から紙資料の削減を実施している。しかし、ペーパーレスに向けているものの実態としては、年間35%の紙が削減され、これは年間9万円の削減だが、クラウド等に要する費用の方が大きく、この点のメリットは見えてきていない。

○現在はタブレットに情報をのせたことを各議員にスマホを通して連絡を取っている状況。

立川市も政策形成やタブレット導入にしても柏崎市と同様な悩みをもち、試行錯誤している様子がうかがえました。全会一致で物事を進めることが望ましいということもあり、議運でもその調整に取り組んでいるようでした。柏崎市以上に幅広い考えをもつ議員の集まりのようで、その調整は難しいのではないかと感じました。しかし、着実に前進しているようです。

今回の視察テーマとは関係ありませんが、議場を見学した時、国旗や市旗がなかったため、事務局の方に伺ったところ、様々な意見の方がいて、話題にすら上がってきていない、とのことでした。

本やネット上に記されていることをそのまま受け取るのではなく、実際に現地に赴くことでその現状などを肌感覚で感じ取ることが大切だと思いました。

立川市の皆様、ありがとうございました。

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