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30年度当初予算案の概要説明


会派代表会議にて平成30年度の当初予算案の概要説明がありました。来年度の一般会計は515億円、前年度から30億円の増となりました。

この予算編成において、2つ「人材の育成・確保対策」と「ものづくり産業」にウエイトを置き、重点的に取り組むとのことでした。また、原子力災害時の住民避難を充実させるため、住民参加による避難訓練等を実施することも記されていました。以下主な事業です。

○人材育成・確保に関する主な事業

・無線LAN整備事業(52,640千円) 避難所になる小学校に整備する。

・中学校エアコン整備事業(179,000千円) 西山中、第三中、鏡が沖中の普通教室に設置。

・UIターン促進事業(26,604千円) フォンジェの地下1階に今の情報プラザを移転する。

・特別支援学級介助事業(63,216千円) 学校に介助員を増員配置する。

・指導補助事業(86,040千円) 学校に指導補助員を増員配置する。

・看護師就職支援事業(17,805千円) 市内の病院に就職する看護職員へ助成する。

・若者者就労支援事業(10,234千円) 職業相談や就職支援セミナーの実施。

・青年就農支援事業(20,250千円) 独立農業経営を開始した青年等就農者への支援金。

・かしわざきこども大学事業(10,924千円) かしわざきこども大学の各種事業を実施。

○産業振興に関する主な事業

・地域ブランドづくり支援事業(2,000千円) NIIGATAみらいプロジェクトに参画。

・廃炉産業等調査研究事業(457千円) 原発の廃炉業務における販路拡大等の調査研究を行う。

・海の柏崎PR事業(8,737千円) 番神自然水族館体験事業などを展開する。

・新技術・新製品研究開発支援事業(5,950千円) 知的財産権(特許)の取得への助成金。

・柏崎産米ブランド化推進事業(9,643千円) 米山プリンセス、柏崎産米認証制度の創設。

・企業振興・立地促進事業(42,649千円) 設備投資に対する奨励金を交付する。

・広域避難対策事業(1,367千円) 住民参加による避難訓練や説明会を実施。

上記は2つの重点的に取り組む事項としての主な事業でしたが、これ以外に各分野ごとの主な事業についても記されていました。その説明の中にいくつか興味深いことを話していましたので記します。

・次世代エネルギーの活用として、当面は原子力も活用していくことにはなるが、「水素エネルギー」と「蓄電池」の開発に力を入れていく。

・ふるさと納税は好調で、1億円に近づく勢いがある。その返礼品に米山プリンセスなども考えていく。

・中越沖地震メモリアル運営事業として、まちからを中心に防災教育に力を入れて取り組んでいく。

・道の駅風の丘米山整備事業を行い、その場所での道の駅の再開に向けて取り組んでいく。

・政策推進事業として経営共創基盤(IGPI)と契約して(昨年12月から)いる。

質問として、原発関連の交付金の中で、電源立地地域対策交付金の国直接分が4700万円余り減額になっている理由、財政調整基金62億円の在り方について、地方交付税の減額について、などがありました。詳細については各常任委員会での質疑や代表質問でのやり取りで議論していくことになります。いずれにしても、市民にとって毎日が豊かな気持ちで暮らせるような予算の執行であってほしいと思います。

また、事業評価を行う際、当局は予算の執行状況でその事業の評価をするようですが、市民生活がどうなったか、市民の気持ちがどう変わっていったのか、などについての視点をもって評価していけるようにお願いしたいものです。

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