庁内の部署との情報共有

新年度が始まったことでもあり、市役所の部署の部課長さんなどとの情報を共有しておきたいと思い、昨日からいくつかの部署に顔を出しています。

都市整備部の建築住宅課の公営住宅係では公営アパートのこと、維持管理課では市道認定と除雪のこと、をお話ししました。公営アパートの管理人はそのに住んでいる方で行うのではなく、外部の専門業者などに委託する方向は可能なのか、除雪についてはアパートが孤立して救急の車両が入ってこれない状況を市の責任として、命を第一に考えるという観点から、解消できるような市の体制づくりについてお話をしました。昨年度までにも伝えてきていたことの確認でもありました。

これらのことは昨日課長さんと話をしたのですが、昨日のうちに電話で回答をもらえました。できる、できない、ということだけではなく、いくつかの担当課が集まってすぐに検討していただき、その結果を戻してくれたことが本当にありがたいと思いました。口頭だったとしても、お願いやお話をただ担当者が聞いて、その場で「検討します」と言うのではなく、部長の指示だと思いますが、すぐにいくつかの部署が集まって検討会を開いてくれたことが、今までに感じられなかった機動力であり、市としての市民に対する気持ちの表れではないかと思いました。

市民生活部の市民生活支援課の生活安全係ではジョギングパトロールのことを話しました。これは私が一般質問で取り上げたことでもあり、昨年１０月から始まって、その後の様子も知りたかったことでした。

昨年度はビブスを１００着用意し、８０名が登録してくださったので、それなりの成果だったようです。これからは個人単位での登録だけではなく、町内会としての登録に広げたりすることも検討してもらえるとのことでした。ビブスの色を分けるとかの工夫も考えてくださっているようでした。「ながらパトロール」ということを柏崎市民がもっと広く認知してもらえるように働きかけを強化してもらいたいと思います。

教育委員会の学校教育課では県が定めた部活動のガイドラインについて確認しました。県のガイドラインは昨年度中に策定されるとのことでしたので、その内容の確認でした。

来年度から中学校の春に行われていた郡市大会をなくすことはこのガイドラインで決めたことではなく、中体連として決めたことで、このガイドラインはあくまで学校の部活動の在り方、教員の働き方との関わりの中で定められているとのことでした。部活動休止日の設定については県が言う前に柏崎市では先取りした形で全学校が取り組んでいますので、特に大きな影響はないとのことです。

そして、この部活動の主役はあくまで子どもです。学校の部活動が平日１日、土日のどちらかを休みにするという方向だとしても、休みの日に保護者会や各種目の協会で練習や大会をしているようでは子どもにとって今までと変わらず、さらに負担が大きくなると思います。あくまで子どもの健康を第一に考えた改革であってほしいと思いますので、学校だけではなく、各種目の協会との連携をさらに深めてほしいと思います。

これらのことは市民の皆様から私に寄せられた意見をまとめて、市の当局に伝えてきたものです。

私は議員として、市民が抱えているけど市役所としては見えにくい状況を、当局に伝えることによって、当局の取り組みに新たな視点をもってもらったり、不適切なところは事故が起こる前に未然に改善していけるようにしてもらっています。

当然、市役所は市内の全体を考えた上での優先順位を決め、取り組んでいることですから、言われたからすぐに取り組むというわけにはいかないこともあります。また、現在の市の状況からは、意見を出してくださった住民の気持ちが分かってもそのことには手をつけられないこともあることは事実です。そういうことを受け取った場合は、その方々にとってまた別に工夫した生活環境を提案できるように、一緒に考えていきたいと思っています。

また、今回のような話し合いを行ったことにより、市役所の各部署の担当者は本当に一生懸命に取り組んでくださっていることが感じられました。市民を第一に考え、親身になって話を聞いてくれました。でも人数的にも、予算的にも様々な制限があることも確かですので、市民の皆様におかれましては、何かあったらすぐに市役所へ、というのではなく、まずは個人や町内会で取り組んでみて、それでも改善できなかったものを市へお願いしていく、という流れで進めることをお願いしたいと思います。最終的には市にお世話になることであったとしても、この柏崎市をまずは市民同士で協力し、活気ある豊かで安心して生活できるまちにしていけるように、心を合わせて頑張っていきたいと思います。