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防災講座(三中)

昨日に続き今日は第三中学校での防災講座でした。昼休みの時間帯に地震発生の避難訓練を行い、引き続き体育館で全校生徒に対してクロスロードゲームを通して防災講座を行いました。三中は全校生徒が240人ほどですので、全体を24のグループに分け、各グループに一人ずつ防災士か学校の先生がついてクロスロードゲームを行いました。

クロスロードゲームとは、災害時の様々な状況の中、人はどんな決断をするのか知り、参加者の災害対応の考え方を共有することをねらいにします。自分でYES・NOを判断し、それについての理由をグループ内で共有していきます。どちらが正解なのかはありません。ですから自分の考えが大切なのです。周りの人の意見は否定せず、こういう考え方もあるのかと受け止め、必要であれば自分の考えを変えてみる、というものです。

こんな質問をしました。

①あなたの家は海岸の近くです。日曜日に一人で留守番をしていると、突然大きな揺れが始まりました。しばらくすると揺れはおさまり、家の前の海はいつものままで変わったことはありません。もうそろそろお母さんは帰ってきます。あなたはすぐ高台に避難しますか?

 すぐ避難するはYES、そうでない人はNO

②あなたは休み時間に教室にいます。大地震が発生し、揺れがおさまるまで机の下に隠れていました。先生が来て「全員グラウンドに避難しなさい」といっています。周りを見たら友達がいません。さっきトイレに行くと言っていたのでトイレかもしれません。友達を探しにトイレに行きますか?

 トイレに行くはYES、そうでない人はNO

③あなたは避難所にいる受験生です。避難所では人手が足りず、仕事を手伝う毎日です。若くて体力があると、とても感謝されています。しかし、勉強が手につかず、このままでは合格できないかもしれません。あなたは避難所の手伝いをやめて勉強に専念しますか?

 勉強に専念するはYES、そうでない人はNO

いかがでしょうか。どちらが正解なのかはわかりませんよね。自分が考えている行動がすべての人に受け入れられるとは限りません。受容するということも学ぶことができます。

私は3年生のグループに入りました。全員が自分の意見をはっきりといえる素晴らしい生徒でした。昨日の東中学校と同様でしたが、柏崎の中学校はどこも素晴らしい生徒たちばかりです。生徒たち自身の能力も高いのでしょうし、日頃からの先生方の指導のなせる業なのでしょう。

三中の生徒の皆さん、ありがとうございました。

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