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柏崎市立小中学校臨時休業

柏崎市では今日朝9時15分に、「警戒本部」を立ち上げ、新型コロナウィルス感染症に対応していくことになりました。この「警戒本部」設置には当然基準があり、マニュアルがあります。しかしこれまでは自然災害に対してのことばかりでした。今回は感染症を対象とした警戒本部です。この感染症は「災害」ととらえられます。大きなリスクです。自治体のみならず住民の危機意識が大切になります。上越地区の3つの市はすでにこの警戒本部を立ち上げて対策を講じています。実は昨日の段階で私は福祉保健部長にはこの警戒本部の設置を進言していました。だからというわけではないでしょうが、ここにきて動きがあわただしくなってきました。警戒本部は通常危機管理官を本部長として活動しますが、今回は緊急性を伴うこともあり、市長を本部長とすることになりました。

この警戒本部設置は必要なことだと思い、それはそれでいいのですが、今日の午後3時に会派代表会議で、この警戒本部設置のこととあわせて、市立小中学校の臨時休業についての報告がありました。これは昨日の安倍総理大臣の発言を受けての措置とのことです。柏崎市では中学校は3月2日から春休みまでの期間休業にする。ただし3月3日の卒業式は在校生と卒業生と教職員のみで実施する(保護者と来賓は出席しない)。小学校4・5・6年生は中学校にあわせ、休業する。3月下旬の卒業式についてはその前に実施の有無を含めて連絡する。小学校1・2・3年生は3月6日まで登校できるようにする。授業は進めない、家庭の判断で登校を見合わせてもいい、給食は提供する、とのことです。また、小学校の特別支援学級は1~6年生まで3月6日まで小学校1・2・3年生と同様の措置を取る、とのことでした。

県立学校、高校や特別支援学校、中等教育学校は3月2日から休業で市立の中学校と同じ対応ですが、近隣の市町村の判断については情報を共有していない、とのことでした。もしかすると隣の長岡市や上越市とは異なった取り組みになる可能性もあるのです。これは少し心配です。例えば、近隣の地区では中学校の卒業式に保護者の参列を認めるようであれば、なぜ柏崎市だけ保護者は参列できないのか、と抗議が出るでしょう。素早い判断には敬意を表しますが、基礎自治体としては近隣の地区との連携は必須だと思います。

この会派代表会議では今回の状況で産業界としても売り上げの減少や製造の停止などによる事業所の損失補填についての補助金や助成金の必要性も出ました。これには産業振興部で対応を進めているとのことですから、それなりの制度が制定されると思います。こういうこと以外に私はマスクの着用の必要性を訴えたのです。町内の職員がマスクを着用している事で、職員の感性防止に少しはつながると思いますし、来庁した市民の意識も変わるでしょう。また、市民向けのパフォーマンスとまではいいませんが、啓発としては有効だと考えます。しかし、市長の回答は、マスク着用の必要性を感じないものでした。マスクの備蓄が十分ではないことは事実で、庁内職員の配布するだけの余裕がないことも確かですが、マスクの効果を理解していないような発言があり、残念でした。少なくとも、議会としてはこの市長の発言のようにマスクの効果はあまりない、というようなことは発信しないでほしいと発言させてもらいました。

これからの状況も日に日に変化していくことと思います。

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