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人権教育、同和教育授業研修会


今日は瑞穂中学校で開かれた「人権教育、同和教育授業研修会」に参加させていただきました。中学3年生での授業の公開があり、その後協議会が行われました。

今回は同和教育においての結婚差別をテーマに、資料を読み、考えをワークシートにまとめ、発表してお互いの気持ちを共有して、これからの生活において自分ができることにまで落としていきました。

市教育センターの研修として11月14日に同和教育の現地研修会に参加させていただき、そこでは実際に結婚差別にあった西山さんのお話を聞きました。それと今日の授業テーマがつながり、私としては授業に気持ちが入りました。

今日の授業は子どもたちも真剣に取り組んでいましたし、それを進めた先生の指導力の高さも感じました。こういう授業を参観した後は、自分が担任していたら、同じような授業展開でやってみたいと思うものでした。

同和教育を学校で行うとなると生徒一人一人にいかに当事者意識をもたせることができるかが課題だと思います。被差別部落についての基礎的知識は身に付いていたとしても、結婚差別や就職差別を扱っても中学生としては当事者意識をもちにくいので資料を使っての授業ではうわべだけの読み取りになってしまいがちです。先生方はそういうことを踏まえながらの授業の組み立てを考えていくのです。

学校での同和教育の授業となると被差別部落に関してのものだけでなく、今の社会にある様々な差別の根絶につなげていくのもだと思います。協議会の中では、指導する先生が自分自身の中にある差別意識を公表することによって、生徒にそういうような差別の存在に気づかせることも必要ではないか、という話も出ていました。

差別といってもこのような被差別部落の差別もあるでしょうし、結婚差別、就職差別から男女差別、障害者差別、外国人差別、病気の差別、いじめなどいくつもあるでしょう。一人一人が心の中に少しはあるであろうそういう差別意識の根絶が求められています。

例えば、全国に障害者は700万人いるといわれており、柏崎市内では障害者手帳をもっている身体障害の方が3200人、精神障害の方が700人いるとのことです。これらの人たちを差別した気持ちをもったことはなかったでしょうか。大相撲を見ていてもモンゴル人力士より日本人力士を応援したくなる気持ちの存在に気づくことはなかったでしょうか。そういうことを生徒に話すことによって、自分では知らず知らずのうちに持ってしまっていた差別意識をなくしていこうという流れで指導していくこともあると思います。

この研修会に関わった皆様、ありがとうございました。

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